06年9月15日地球発、あなたが人目の第5次ツアー参加者です

 96年百武彗星、97年春ヘールボップ彗星辞書) と、その勇姿は人々を魅了し、21世紀宇宙開発の新時代を告げるかのように、人々の深宇宙への更なる探求心をそそり、深宇宙へ誘うように彼方へと去って行ったが、私達は忘れない−1等で輝いたあの勇姿を、また1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡が空想やSFの世界だったブラックホール、驚異の深宇宙の天体画像を送り続けています。
更に惑星探査では、土星をカッシーニが火星をスピリット、オポチュニティーが、また月探査、小惑星探査、彗星探査とアメリカを始めとする各国が競うように探査機を打ち上げています。
宇宙の年齢は137億歳なそうだ!銀河が1000億個もあるって?太陽は2億2600万年で銀河系を一周するそうな!宇宙ステーション滞在、火星には海があった?星が生まれそして死んでいく!獅子座流星群をもう一度!そんな神秘の宇宙を一緒にのんびり楽しみながら旅をしてみましょう。

 このツアーに初めて参加したあなたは、宇宙船の窓から見える太陽系の仲間達、飛び交う彗星、神秘の星雲、さまざまな形の銀河、宇宙の怪物ブラックホール等、逢えたらきっと時間の経つのも忘れ、何処までも何処までも飛び続けたくなるかもしれません、そして宇宙の素晴らしさに感動するでしょう。

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今世紀最大のグレートコメット ヘールボップ彗星
沼尻氏撮影 詳細情報はこちら
 夜空に瞬く星々の息づきが聞こえそうな冬の星座 

 艦隊は、まず日本でも昔から親しまれている、日本名すばる地球から410光年 (辞書) の距離にある若い星々500個程の集団で40光年もの広がりを持つプレアデス星団に向け進路を取る。いやその前に牡牛座の顔を形づくっている距離150光年のヒヤデス星団を観て行こう、地球に最も近い星団で100個ほどの星がかなり散らばった散開星団です。
 これら散開星団は若い星々の集団で銀河系内で1000個以上発見されています(牡牛の目に輝くアルデバラン
(辞書) はヒヤデス星団に属しません)。これらの散開星団のある牡牛座はギリシャ神話では女好きのゼウスが変身した純白の牡牛です。プレヤデスの青白く輝く星々は約6000万年前に生れた若い星達です。そしてこのプレヤデスの乙女達を優しく包み込む青白いガス星雲は、星団を包み込んでいる冷たいガスとチリの粒子(星間物質)が星の光を反射する散光星雲に分類される反射星雲です。青いガス星雲が縞模様を成しているのは星間粒子が恒星間の磁界の影響で一直線に並ぶからだと言われています。
また、このプレアデス星団、ヒアデス星団は
運動星団としても知られています、プレアデス星団は約20km/s、ヒアデス星団は約40km/sで、それぞれの星団の星々は同じ方向の一点に収束するように宇宙空間を運動しています、同じ星間分子雲から生まれた星は、その母胎となった分子雲の運動を引き継いでいるのです。
 このように同じ星間分子雲から生れた星の集団には、その他にかに座のプレセベ星団、ペルセウス座の二重星団等があります。

プレアデスの乙女達は、大空を支えているアトラスの娘達で、母はオケアノスの娘プレイオネーです。その名は、エレクトラ、マイヤ、タイゲテー、アルキオネ、ケライノ、メロペー、ステロペーと名付けられています。彼女ら(母のプレイオネーとも)はオリオンに見染められ5年の間逃げ回りしまいには、全員白鳩になり逃げ回ったと言います。ゼウスがそれを憐れんで星座に上げたと言われています。後にマイヤは伝令神ヘルメスをエレクトラはトロイア王家の祖ダルダノスをゼウスの子として生んでいます。アルキオネ、ケライノは大洋神ポセイドーンの子を産み、他の娘たちも神を愛人にしましたが、メロペーだけは人間のシジフォスの妻になりました。後にシジフォスはゼウスのために地獄に落とされ永遠の労苦を負わされる。これを恥じてプレアデスの七つの星の中で彼女だけが光が鈍いのだと言われます。

 

散 開 星 団
プレアデス星団M45 ヒアデス星団
距離410光年 距離150光年
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沼尻氏撮影詳細情報はこちら 栗田氏撮影詳細情報はこちら

 ついでに、牡牛座の角の先にある、以前は惑星状星雲に分類されていた、地球から7200光年のかに星雲を観てみよう。ここは、発光星雲や暗黒星雲とはちょっと違うらしい、直径10光年の星雲の中心で1054年、星そのものが内部から大爆発(星の死)したものだ、そして今尚ものすごい勢いで外層が膨張している、そのスピードは秒速1200Km、マッハ (辞書) で言えば3600だ。このかに星雲の中心には、半径わずか10kmでも質量は太陽の1.5倍の中性子星(パルサー)がある、かに星雲は超新星残骸と言われ太陽の8倍程度の星の最期の姿です。メシェ天体の中で超新星残骸はかに星雲だけですが、はくちょう座の網状星雲(NGC6960)も超新星残骸です。
このような爆発的にガスを放出し最期を遂げる星もあれば、赤色超巨星のような老年期の星が外層を緩やかに拡散(秒速20〜30km)しコアが収縮し、星の最期を白色矮星として姿を変える太陽の4倍以下の星の最期もある、こような過程を辿り高温となった中心星の紫外線により、放出された星間物質が輝いているのが惑星状星雲と呼ばれています。エスキモー星雲、ドーナツ星雲、ふくろう星雲等があります。
下のエスキモー星雲は、中心星が赤色巨星時代に放出したガスが中心星の光でリング状に輝いています。

エスキモー星雲NGC 2392 Habble Heritage



 星が輝いているのは、中心部での水素の核融合反応によるものです、永遠の輝きを放つ星も、実は熱やエネルギーの源のこの水素が尽きる頃、星は自らの最期を知るのです。
星の最期の姿は、その星の持つ質量により違う、太陽の4倍以下の星の最期は不安定になり脈動を始め赤色巨星へと進化する、外層を拡散し惑星状星雲をつくり、中心核は収縮し、表面温度5万K、大きさ地球サイズくらいの白色矮星になり紫外線を放射しながらゆっくり冷え宇宙空間に漂う。シリウスの伴星が代表的な白色矮星です。

※チャンドラセカールの限界・・・・・1930年代インド人天文学者チャンドラセカールは研究で白色矮星の上限の質量を決めたことで知られています。理論によると白色矮星内の縮退電子圧が支える圧力は太陽質量の1.4倍までであるとしました、すなわち赤色巨星となった老年期の星達も外層を放出し、残った中心核が太陽質量の1.4倍以下の星が白色矮星となるのです。星の進化のプロセスで太陽の4倍位の星までがチャンドラセカールの限界に入り白色矮星となります。

重い星(太陽の8倍〜30倍位まで)は、
超新星爆発を起こし外層を急激に放出し、中心核は陽子と電子が結合した状態の中性子星となり周期的な電波を出します、更に重い星(太陽の30倍以上)の最期は、超新星爆発の後に残された中心核が太陽質量の3倍以上あると中性子星の段階を過ぎ、無限小まで収縮(重力崩壊)しあらゆる星間物質を吸い込み、時空が曲がり光までも吸い込むブラックホール (辞書)になると言う。
このかに星雲は、何千万年、光を放ち続けたろう一つの重い星の短い生涯を終え、遂に爆発し今の姿を私達に観せ、星雲の中心には、半径で10km程の中性子星が1秒間に30回も高速自転しながら周期的なパルス状の電波を発しているのです、パルサーと呼ばれる由縁です。現在まで500個以上のパルサーが発見されています。

この宇宙船も
ブラックホールがあると言われる、1987年超新星爆発を起こしたマゼラン大星雲までの旅をしようとしています。そしてあなたは数十億光年、百数十億光年先のクエーサーを御存知ですか?。
まずは、かに星雲に続いて、爆発することもなく緩やかに質量を放出し、惑星状星雲となったこと座のリング星雲、中心の白色矮星の放つ紫外線で輝くこぎつね座の亜鈴星雲を観てみよう。これら、星の最期を多彩に彩った惑星状星雲も中心星の温度が下がるにつれ数千年から1万年程で宇宙空間に消えてゆく、そして中心星は密かに冷えて死を迎えます。

らせん星雲、(直径1.5光年)はみずがめ座にある地球に最も近い(450光年)惑星状星雲で、中心の星が放出したガスのうち主に水素ガスが赤い光を放っています。この星雲の内側には彗星状の数千個のガスのかたまり(コメタリーノット)が放射状にあるのがハッブル望遠鏡によって発見されています。このガスの一個の大きさは太陽系の2倍もの大きさで、延びた尾の長さは1600億kmまで達する、星雲の中心にある死にゆく星の表面から1万年前に放出された冷たいガスに、最近放出された高温、高速のガスが追突して出来ているのです。

惑 星 状 星 雲
かに星雲 M1 (NGC1952) リング星雲M57(NGC6720)
距離7200光年 距離2150光年
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らせん星雲(NGC7293) 亜鈴状星雲M27(NGC6853)
距離450光年 距離970光年
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ここでちょっと、日本では夏の星座で代表される怪人ケイロンの射手座へ行って観よう、銀河系の中心方向天の川の真っただ中の散光星雲、若い星々の生命が育まれている新星恒星のゆりかご、空が澄んでいれば肉眼でも確認できる干潟星雲、この干潟星雲の中心には、長さ5兆kmにもおよぶトルネード状の濃いガス雲を発見されています、そこには、今まさに生まれ出ようとする星の胎児がいくつも潜んでいるのです。
そしてよく天文写真ファンのターゲットになる、星雲の中を暗黒星雲が横切る淡い天体直径40光年もある三裂星雲、この領域を赤外線で観測すると30個程の星の卵と120個もの生まれたばかりの星が観測されているのです、若いいくつもの星が放射する水素ガスが特徴的な赤い光を発する発光星雲です。いずれも何世代目かの星の胎児を育む母なる分子雲です。

散 光 星 雲
干潟星雲 M8 (NGC6523) 三裂星雲M20(NGC6514) オメガ星雲M17(NGC6618)
距離2500光年 距離5600光年 距離4200光年
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田村氏撮影 詳細情報はこちら

太陽もいずれ50億年後には、核融合が終わりどんどん潰れて行くそうだ(その前に赤色巨星になり膨張)、最後に白色矮星になり惑星状星雲をつくり夜空に輝くのか、あるいわ、超新星爆発を起こして生まれ変わるのか私達は知る由も無いが、何処かの星に私達のような生命体が存在するなら50億年後の太陽の最期を見届けてくれるかも知れません。
話を戻そうこの超新星爆発は他の星雲に刺激(膨張による衝撃波)を与え、星雲は収縮を始める、とりもなおさず星の誕生の始まりだ。

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