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宇宙の未来について 投稿者:カツオ 投稿日: 1月17日(水)11時56分1秒
こんにちは船長さん。初めまして。
大学で天文学の授業をとっているのですが、どうしてもわからない問題があるので教えていただけないでしょうか?
1 宇宙の未来は膨張し続けるか縮小に転じるかのどちらかだが、我々はどの宇宙に生けていると思われるか?
2 我々の銀河とアンドロメダ銀河がお互いの重力で引き寄せられて、数十億年後に衝突したとする。その場合に期待される現象、結果について述べよ。
3 地球以外に知的生命体が宇宙に存在する可能性の是非を自由に論ぜよ。
質問の数が多くて申し訳ありません。どうかご教授願います。
RE:宇宙の未来について 投稿者:旧翔 投稿日: 1月18日(木)14時40分18秒
>船長 樣
気にかけていただきありがとうございます。
この時期は三年間のシメだけあって卒業研究のまとめで忙しいです。
大学は推薦で決まりましたが期待と不安の両方が共存しています。
>カツオ 樣
宇宙の未来ですが、今のところは永遠に膨張を続けられると言われてます。
そもそも宇宙の未来は宇宙にある物質の総質量で決まります。物質がある量よりも多いと収縮に転じ、少ないと永遠に膨張を続けます。
しかし宇宙には質量はあるが観測されないダークマターという物質があり、その量によってはいつか収縮に転じるかも知れません。
答えは間だはっきりとしてないということです。
銀河系とアンドロメダ銀河は30億年後には衝突合体します。しかし銀河内の星は密度が非常に小さいので星同士が急接近や衝突することは滅多にありません。
ただ、ガス星雲は衝突して密度が高くなり爆発的に星が生まれます。もしその頃まで人類がいたとすると今とは比べ物にならないほど綺麗な星空を見ることになるでしょう。
地球外生命体についてですが、微生物であれば確実にいると思われます。文明はそれよりも圧倒的に少ないかも知れません。
地球外文明の存在確率はドレークの式で求めることができます。
RE:宇宙の未来について 投稿者:カツオ 投稿日: 1月19日(金)00時26分38秒
旧翔さん、大変参考になりました。ありがとうございました。
RE:宇宙の未来について 投稿者:船長 投稿日: 1月19日(金)15時26分56秒
TO:旧翔さん
回答ありがとうございます♪(^-^)
これからも宜しくお願いいたします、大学頑張って下さい。☆☆.。.:*・♪(^-^)
TO:カツオさん
いらっしゃい、はじめまして、宇宙船の乗り心地はいかがでしたか?
質問には旧翔さん回答していますので、私は違った観点から独り言を書いてみます。
1.宇宙の未来は膨張か収縮か?我々はどの宇宙に生けていると思われるか?
つい先ごろ、 宇宙の未来は膨張か収縮か?を決定する要素のひとつ見えない物質ダークマターの分布は銀河の分布と一致しているという研究結果が発表されました。
今後更に研究や観測が重ねられることにより膨張か収縮かは徐々に明らかにされると思いますが、加速膨張が現実であれば、銀河の集団銀河団もいずれは合体し超巨大楕円銀河へと変貌し、中心核は超巨大ブラックホールと化しその巨大銀河のそれぞれの距離は途方も無い距離に遠ざかります。
銀河団を満たしていた高温のガスも巨大銀河に取り込まれ、冷たい真っ暗な宇宙がそこには存在すると思います。
もし宇宙が収縮するならビッグバーンの逆過程ビッグクランチが起こる訳で我々の存在するところなどありません。
とは言うものの、何千億年先の未来の話です、現実的には星が生まれいずれ最期を迎えます、我が太陽とてその命はあと50億年とも言われています、また地球では過去数千万年周期で生物の絶滅を繰り返してきました、生命の存続を考える時、私たち人間の力なんか宇宙の摂理に立ち向かうことなんか出来ないのではないでしょうか。
地球が消滅し、どこか宇宙の隅にまた新しい惑星が誕生し新しい生命、文明が発展するかもしれません、その文明もまた数億年で消滅します、しかしそれでも宇宙は膨張を続けています。
2.我々の銀河とアンドロメダ銀河が衝突!
ご存知のように、20世紀初頭アンドロメダ星雲は我々の銀河系の仲間と思われていたものが銀河系の外の天体であると唱えた人がいて大論争になった経緯があります。
あれから100年も経たずに、宇宙は銀河系が全てから現在の宇宙観我々の銀河系は宇宙の中では何千億個もあるありふれた銀河のひとつ成り下がってしまいました、逆に言うと宇宙が数億倍にも広がったのです。
そして、230万光年先のアンドロメダ銀河と我が銀河系が衝突するとまで研究されてきました。
10億年前、このアンドロメダ銀河は伴っていたひとつの判銀河を吸収合体した、その証拠に銀河の中心核に二つある、このように宇宙では銀河の合体は普通に起こることのようだ、我が銀河とアンドロメダ銀河が衝突するのもまんざら嘘ではないでしょう。
さて、衝突したらどうなる?
お互い数千億個の星を持つ銀河が接近した場合、重力摩擦で引き寄せられ、ついには合体してしまいます。その場合でも数万光年離れた星と星は衝突することは無いと言いますが私には分かりません、ただ星間雲が衝突の激しい衝撃波を受け星の誕生の条件がそろいスターバースト領域が出来た場合、いくつもの新しい星が誕生するでしょう、そして太陽系が無事なら今以上に満天に輝く明るい星がきらめいている光景が想像できます。
3.地球以外に知的生命体が宇宙に存在する可能性
以前にも同じ質問がありましたので、Q&A履歴からコピーしてみました
人は人間の価値観で地球から宇宙を観ています、たかだか数千年の知識の蓄え(進化)で・・・・・
半径150億光年も広がった宇宙から地球を観てみましょう、人間の住む地球は何処にありますか?人間は何処にいますか?・・・宇宙に生命体が居ないなんて誰が言えるでしょう、進んだ文明は無いと誰が言えるでしょう、我が銀河系に2000億個の星、その銀河の数、数千億の宇宙です、人間じゃない人間がいてもいっこうに不思議ではありません・・・やっぱり俺もおバカさんかな(爆)
★★★宇宙人(地球外生命体)のいる星(高度文明)の存在確率★★★
N=R×fp×ne×fl×fi×fc×L という簡単な式がある。提案者の名「ドレークの式」。
R:銀河系で1年間に誕生する星の数
平均的星太陽の寿命を100億年として
R=2000億個/100億年=20個
fp:誕生した星が惑星を持つ確率
全天の星の半数以上は連星系と言われます、太陽のような
単独星は10%とすると
fp=0.1
ne:星に惑星がある場合、生命の存在する条件を備えた惑星の数
太陽系では地球だけなので(距離と質量を考えて)1個とする
ne=1
ここまでは、100億年で200億個の地球型惑星が誕生している
fl:生存の適した惑星で、生命の発生する確率10%とすると
fl=0.1
fi:発生した生命が知的生命まで進化する確率10%とすると
fi=0.1
fc:進化した知的生命体が高度技術文明を発達させる確率50%とすると
fc=0.5
L:文明が実際に通信を送る年数(文明の寿命)を1億年とすると
L=0.01
結果から銀河系に存在する高度な宇宙文明が誕生している星の数
は1億個となるがLが1千年として計算すると1千個となる。
太陽系中心、人間中心で考えるから文明の発達の確率を50%も取ったが、実際はもっともっと低いかもしれないが、全くゼロではないのだ。
いずれにしても、地球外生命体が存在するか否かは宇宙誕生初期の環境では生命の源アミノ酸の存在確立が少ないので、初期では難しいと考えます。
逆に星が輪廻転生を繰り返し幾世代後に誕生する星は重元素を多く含みますので、それだけ生命の源アミノ酸を生成する確立が高くなります。
とはいうものの、やっぱり地球外生命体の存在を期待したり、信じたりするひとりひとりの宇宙に対する思いが上記の式を100にも出来るし0にも出来るのではないでしょうか☆☆.。.:*・♪(^-^)
ウランを発生する星 投稿者:P 投稿日: 1月18日(木)09時15分0秒
どれくらいの大きさの星が爆発すると、ウラン(原子番号92)発生しますか?
鉄が一番安定だったりする 投稿者:旧翔 投稿日: 1月18日(木)14時40分18秒
太陽の8倍以上の質量をもつ星ならウランを合成することができますが、より効率よくできるのは20倍ほどの星かと思います。
しかし最も多くウランができるのは中性子星同士の衝突でしょう。
土星の位置 投稿者:つなこーん 投稿日: 1月 8日(月)22時41分40秒
初めまして、すいませんが冬の土星ってどの方角に出るものなんですか?!
RE:土星の位置 投稿者:船長 投稿日: 1月 8日(月)23時59分22秒
TO:つなこーんさん
こんばんわ、はじめまして♪(^-^)
土星の位置は、今はしし座の口元に位置します、船長の住んでる埼玉の今日の空はとっても綺麗で土星がはっきり見えます。でもちょっと月が眩しいです。
もし、しし座が分からなければ、今の時間でしたら月より少し上に赤っぽく見えるのが土星ですので見てください。
本当は望遠鏡で見ていただいたら土星の輪が見えてとっても神秘的です。☆☆.。.:*・♪(^-^)
☆☆☆謹賀新年☆☆☆ 投稿者:船長 投稿日: 1月 5日(金)22時13分57秒
明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
Safo様はじめ沼尻様、ルッツ提督様そして回答してくださった多くの皆様、昨年は大変お世話になり、ありがとうございます。
今年も相変わらぬご指導宜しくお願いいたします。
ご挨拶遅れましたが旧翔様、ご無沙汰致しておりますがお元気そうで嬉しく思います、そしていつも的確な回答をありがとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
そして、質問を投稿してくださった皆様にもこの場を借りてお礼申し上げます、これからも沢山の質問を気楽にご投稿下されば大変嬉しく思います☆☆.。.:*・♪(^-^)