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人類はいつ滅ぶか  投稿者:伊原  投稿日:12月29日(金)09時44分31秒

人類がもし滅ぶとすればいつどのようにして滅ぶでしょうか。できれば宇宙的尺度で答えていただけたら嬉しいです。
人類の定義は今の人類から進化していく生物は全て人類に含みます。

Re: 人類はいつ滅ぶか  投稿者:旧翔  投稿日:12月29日(金)16時50分38秒

姿や形、染色体数等が変わってしまっても人類とするならばあと1億年ぐらいでは滅ばないと思われます。
現在地球上には60億の人間がいて多種多様な民族が共存していますし、日々あちこちで突然変異種が生まれています。
程度にもよりますが火山の大噴火が起きても半分も死なないでしょう。核戦争でも放射線に強い突然変異種が生き残ってもとの数まで繁殖します。
全世界で数千人程度の知識人が生き残れば文明はほぼ維持できます。
それから人類は恐竜と違って知能があります。隕石が来るとミサイルで迎撃したり、マントルプルームが大きく動き始めるとプレートをつぎはぎ爆破したりすることで種の存続に関わるほどの大災害も阻止してしまうかもしれません。意図的に自らのDNAをより適した形に書き換えることもできるでしょう。

フォトンベルトのように神が生物種を包括的にコントロールしているようなことがなければあと9億年は姿かたちを変えながら、繁栄と衰退を繰り返しながら地球上で生き続けるでしょう。
陸・海・空、さらには宇宙にまで適応した多種多様な種族が生まれてそれぞれがそれぞれの場所で高度に適応と進化を繰り返すでしょう。

しかし9億年たつと地球上の水が全てマントルに引き込まれて消滅し、人類を含め多くの高等生物は生きられなくなります。
同時に今よりも若干明るくなった太陽が地球を干上がらせます。
その時もし仮に人類が自らの遺伝子を操作して微生物に成り下がったとしても文明の維持は不可能です。
よって人類の寿命は大体数億年、長くても9億年程度が限度だと考えられます。
太陽の寿命からすると短そうですが9億年前がまだ原生動物だったことを考えるとそれだけ生きられたら十分すぎると思いますが…。

ありがとうございます!  投稿者:伊原  投稿日: 1月 2日(火)11時28分31秒

9億年生きられるなら100万年ぐらい余裕ってことですね。ありがとうございました。
P.S. あけおめことよろ〜

あけました///  投稿者:旧翔  投稿日: 1月 2日(火)14時33分59秒

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新鋭の言い方では「あけおめことよろ」、もとい「あめこよ」です。

人類が姿かたちを大きく変えながら適応進化していくと答えましたがそれには少し問題があることに気づきましたので補足しておきます。

前の回答の「人類」を「恐竜」に置き換えると恐竜は絶滅していないことになってしまいます。
いわゆる「恐竜」と言われていた動物はずっと昔に絶滅していますが恐竜から進化した動物は今でも多数生息しています。トカゲやワニ、それから鳥も人もネズミも恐竜の生き残りであるという言い方もできます。
しかし哺乳類の祖先である単弓類は早い段階で小型化して他の恐竜とは違う独自の進化を遂げましたし、鳥類の祖先は翼竜といって空に進出した恐竜です。
最終的にそのような進化が有利になって環境の激変や生存競争を生き抜くことに繋がったのでしょう。
しかし恐竜が淘汰されたとき既に彼らは恐竜の姿をしていなかったことは確かです。哺乳類の祖先は当時ネズミのような動物に進化していました。

人類で同じことが起こらないとはいえないでしょう。人類は地球の歴史からするとまだ生まれたての動物ですのでこれからさらに進化していくことは十分考えられます。
あと数万年もすると今とは似ても似つかない姿になり、数億年もすると完全に原型をとどめていないでしょう。
無理やりでも形を保とうとする保守的な種族が出てきてもおかしくないですが環境や生態系は完全に変わってしまうので保守的な形質は生きていくうえで不利になり、少ない数にとどまると考えられます。
人類は他の生物とは違った複雑な進化をするでしょう。自然選択によるゆっくりとした進化や偶発的な突然変異による進化だけでなく意図的な遺伝子の組み換え、血統の保守や隔離、それから権力や金づるによる生殖的隔離が大きく関わってくると思われます。
ある近親交配を繰り返して血統を保守する家計で染色体数が変わってしまうような突然変異が起こってもおかしくありません。

上で挙げた人類の姿かたちが変わってしまうような進化は数万年のスパンで起こるものであり、たかだか数百年でこのようなことは起こりません。
しかし今、人類によって環境が変えられてしまい数百年もすれば人類の多くは生きていけなくなるかもしれないと危惧されています。
確かに一部の種族は自然選択で生き残るかもしれませんがそれ以外の人間はどうなるのでしょうか。
数万年先ならまだしもあと数百年で人類が形を保てなくなってくると考えるとなんだかさみしいものを感じます。
もちろん人類だけでなくほかの多くの生物も絶滅や変形進化してしまうでしょう。
地球はいつまでも全ての人と他の生物が幸せに生きていける星であってほしいものです。
そのためにはどのようにすればいいでしょうか。
2007年はそのようなことを真剣に考えられる一年になればいいなと思います。

Re: 人類はいつ滅ぶか  投稿者:safo  投稿日: 1月 5日(金)10時42分45秒

宇宙的尺度で考えると
人間も含めて生物が生存できるかどうかはエネルギー源の確保が第1ということになりますな
現在の地球上の生物は地熱か太陽熱をエネルギー源としております。したがって地球の内部が冷えてしまえば地熱は供給されなくなり、太陽が白色矮星になればエネルギーは枯渇することになりますな。もちろん多くの生物は水が必要だから、地球から水が失われるのはもっと近い未来(数億年先)となり、地球環境が生物を住まわせられる寿命は地球の歴史で95%程度は消費したことになります。
もし人間が賢明であれば、地球外へ脱出するものもいるでしょうが、太陽系内であれば恒星としての太陽の寿命が尽きればその時点で生存はほぼ無理となります。太陽系を捨てて他の恒星系に移民すればもっと長期にわたって生き延びることは可能でしょう。
しかし宇宙的尺度で考えれば、すべての恒星はいつか燃え尽きます。数千億年先かもっと先かはわかりませんが必ずエネルギーが枯渇します。そのころには宇宙は膨張して銀河系(他の銀河と衝突を繰り返しているでしょう)の周囲に銀河は見あたりません。たとえ他の銀河へ移動できたとしてもどこも同じような状態でしょう。この時点で「熱的な死」を迎えることになりますな。
もし、とてつもない未来まで生き延びたとしても陽子が崩壊するような超未来では生物として生きることはほとんど不可能ではないかと考えられますな

とはいえ、そんな未来のことではなく数百年先に人類滅亡は待っているかもしれませぬな。このままいけば地球の温暖化は過去の5大大量絶滅期に近いところまで100年程度のタイムスケールで迫っているらしい。海洋の低酸素化からはじまり大気の酸欠状態がおこれば人間はひとたまりもないようですな。目先のことしか考えないと1000年も保たないかもしれない、カタストロフィが起きるかもしれませぬ

ビッグバン  投稿者:かほ  投稿日:11月29日(水)14時25分59秒

ビックバンは、どうやっておこるの?

Re: ビッグバン  投稿者:旧翔  投稿日:11月29日(水)20時19分15秒

>>かほさん

宇宙は何もないところから誕生したと考えられます。
正確には親宇宙があってそこから子宇宙が分化したのかもしれません。

まず宇宙が何からできているかを考えてみましょう。
大雑把に言うと宇宙は空間、時間、力、エネルギー、物質からできています。
力はあくまで概念ですのでエネルギーとは別枠ということにしておきます。
宇宙誕生前に起こった真空のゆらぎからまず時間と物理学上最小の空間が生まれました。宇宙誕生10^-35秒後には高エネルギーの真空から低エネルギーの真空への相転移が起こり、それによって宇宙は一気に豆粒ほどの大きさになりました。
豆粒ほどの大きさというと小さいように思えますが物理学上最小の大きさから一瞬にしてその大きさになったと考えるとゴマ粒の宇宙が一瞬にして100億光年になったのと同じです。
直後にエネルギーが大爆発を起こしてようやくビッグバンとなります。
よく宇宙はビッグバンによって始まったと思われがちですがビッグバンは宇宙の進化の過程のひとつです。ビッグバンを起こす前の過程を一般的にはインフレーションといいます。

余談ですがビッグバンの直後はエネルギーしかありません。
また今では四種類ある力もまだ一つです。まず重力が分化してその次に強い相互作用が生まれ、次に電磁相互作用、そして最後に弱い相互作用が分化しました。
超高密度のエネルギーの一部は相転移によってレプトン、グルーオン、クォーク、光子という粒子に変わり、クォークとグルーオンから核子が生まれてそれからやっと原子核が誕生することになります。
初めはみんな同じものなのです。

水金地火木土天海の名前の由来  投稿者:asu  投稿日:11月19日(日)16時40分19秒

水金地火木土天海の名前の由来教えてください。

Re: 水金地火木土天海の名前の由来  投稿者:プレイボーイ化した旧翔  投稿日:11月23日(木)06時48分44秒

>>asuさん
古代ギリシャ神話の神々にちなんでつけられています。
詳しくは下記のサイトが参考になるでしょう。投げやりな回答ですみません。
今後もし新しい惑星が発見されるとやっぱりギリシャ神話の神々の名前がつけられるでしょう。

http://505.teacup.com/levy5/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww15.cds.ne.jp%2F%7Eant%2Flabo%2FsolarSys%2Fname.html

ブラックホールの“時間”の概念は  投稿者:餡子がたくさん入った鯛焼き

「題名」について教えてください

Re: ブラックホールの“時間”の概念は  投稿者:プレイボーイ化した旧翔  投稿日:11月23日(木)06時48分44秒

>>餡子がたくさん入った鯛焼きさん

ブラックホールは大きさが0で重力だけがそこにあります。
即ちブラックホールのすぐ近くは地球や太陽とは比べ物にならないほどの重力があることになります。
私は物理学には疎いので詳しいことはよく知りませんが重力の強い場所では時間の経過が遅くなるという現象が起こり、事象の地平線に差し掛かると時間が止まってしまいます。
重力で時間が引き延ばされていくと考えていいでしょう。

例えばブラックホールにAさんが突撃してBさんが遠くからそれを見ていたとします。
Aさんのほうは時間の経ち方が遅くなるので、Bさんから見るAさんは時間の流れがゆっくりになっているように見えます。そして事象の地平線に差し掛かると止まってしまいます。
しかしAさんのほうは事象の地平線で止まるということはなくそのまま落下していきますが、そのときAさんから見るとBさんやその周りのものは急速に時間が進むように見えるでしょう。
時間は相対的な概念でしかありません。一見誰にでも平等に過ぎていくものと思われがちですが宇宙のどこかに必ず不均衡があります。

人生も同じです。一生は三万日しかありませんがより多くの経験をすることで体感時間を伸ばすことができます。
人間の時間は体内時計によって定義されているので物理時間だけが決めるものではありません。(生物学的にはテロメアによって決められているが・・・・・)

銀河が巨大ブラックホール化する過程  投稿者:  投稿日:11月16日(木)23時26分45秒

お久しぶりです。漣です。

先日は教えて下さってありがとうございました。
ですが、銀河が一つの巨大ブラックホールになる過程がよくわかりません。
銀河から飛び出す天体が持っている運動エネルギーはあんまり大きくは無いと思うのですが・・・

Re: (無題)  投稿者:理系大学に進学が決定した旧翔  投稿日:11月18日(土)22時04分30秒

ある星とある星が接近すると片方は運動エネルギーを獲得してもう片方はそれを失い、平均軌道が少し内側に移動することになります。
内側に移動する天体が増えるとそれがまた他の星に接近して運動エネルギーの持ち出しを引き起こすかもしれません。
また、銀河の大きさが縮小することで公転周期が短くなったり天体間の距離が縮まることでさらに運動エネルギーの持ち出しが起こりやすくなり、加速度的に銀河のブラックホール化が進行します。
銀河縮小の過程で天体同士の合体も少なくないと考えられるので、それによって成長した大質量の天体が軽い天体を高速で投げ飛ばすこともあるでしょう。
秩序の乱れが連鎖的な崩壊を引き起こすのです。

周転円説について  投稿者:  投稿日:11月 7日(火)17時05分8秒

はじめまして。大学のレポートにおわれている大学生です。。
どなたか周転円説について教えていただけないでしょうか??他サイト様もめぐってみたのですが、専門用語が多く理数系とは高2でオサラバした文学部生なのでいまいち理解しきれません。。

RE:周転円説について  投稿者:船長  投稿日:11月 8日(水)00時43分50秒

TO:ぼ さん
こんにちわ、いらっしゃい♪(^-^)
古代でもっとも偉大な天文学者と言われたヒッパルコスは天動説を唱えた紀元前の天文学者で、太陽が地球を回るのに、地球の中心と少しずれた離心円を提唱し太陽の運動を説明しています。
また、地球の自転軸が首振り運動をする、いわゆる歳差運動のため春分点が毎年少しづつずれることを観測結果から発見しています。
この頃、惑星としては月・水星・金星・地球・木星・金星・土星しか知られていませんでした、ヒッパルコスは、月の運動については誘導円・周転円の大小二つの円の組み合わせで説明しています、更にプトレマイオスがこの考え方を発展させすべての惑星の運動に適用し惑星の逆行運動を説明しています。
以後1500年もの長い間天動説が指示される訳だが・・・・・・・
さて、周転円ですが図を描くと解りやすいと思いますが、地球を中心に置いて、地球より少しずれた点を中心とする半径10センチの円を想像して下さい、これが誘導円(搬送円)です。
この誘導円上に半径1センチの円を描いてください。これが周転円です。
この周転円上を惑星が運動し、周転円の中心が誘導円上を運動するという考え方です。誘導円の中心近くの地球から見た周転円上の惑星の動きが逆行する時があることに気付くことが出来ると思います。
と、言葉で書けばこんなとこかなと思いますが、大学生のレポートとなればとても足りないと思いますが、調べるヒントになれば幸いです。☆☆.。.:*・♪(^-^)

なぜ地球は自転しているのに感じない?  投稿者:みぃ  投稿日:11月 4日(土)23時30分24秒

地球は自転してるんですよね。しかも結構スピードが速いらしいと聞きました。なぜそんなに早く回ってるのに私たちは地球が回っているのを感じないのですか??

RE:地球の自転  投稿者:船長  投稿日:11月 8日(水)00時43分50秒

TO:みぃさん
こんにちわ、いらっしゃい♪(^-^)
そうですね、地球の円周は赤道上で約40000kmですから、これが24時間で一回転すると、1600km/hにもなりますね、まともにこのスピードを感じたら立っていることすら出来ません、何しろ台風の10倍以上の風を感じることになりますから。
時速100kmで走る電車の中や、飛行機の中で速さを感じますか?やっぱり感じませんよね!何故でしょう?
それは、あなた自身とあなたを包み込んでる空気が同時に移動しているからだと思います、地球上で自転の速さを感じないのも地球を包む大気があなた自身と一緒に移動しているからです。
ただこの場合は等速運動している時に限ると思います、電車が急発進したり急停車したりする時は倒れてしまいます、いわゆる加速度状態では慣性の法則がありスピードを感じてしまいます。☆☆.。.:*・♪(^-^)

宇宙系の仕事がしたい  投稿者:宇宙に魅せられし人  投稿日:10月30日(月)19時53分9秒

将来宇宙系の仕事がしたい(特に宇宙物理など・・・)んですが、そういうことができてメシ食っていける仕事ってあるんでしょうか??漠然とした質問でもうしわけございません。。。

re:宇宙系の仕事がしたい  投稿者:safo  投稿日:10月31日(火)17時18分11秒

宇宙に魅せられし人さんは高校生くらいですか? それならいわゆる天文学者になればよろしい
国立大学(東大・京大など)の理学部天文学科や宇宙物理学科などで学んでください。大学院へ行ってそのまま大学に残るのがもっとも手っ取り早い方法でしょう。自分のやりたいことがあるならこれが最良かと思われますな。
ロケットなど宇宙工学系なら、もうちょっと別の道があるかもしれません。ロケットを作っている企業に就職するのも可能です。こちらは理学部でも工学部でもよろしいかと
また大学の技師になるなら学歴はそれほど必要ではありません。研究者の要望する観測機器を設計したりつくったり保守管理する仕事です。
科学館の学芸員などになる道もあります。理学部や教員養成系の大学で天文学を学んでください。採用枠があるかどうかはわかりませんな。
天文学はなかなか金儲けにつながらない学問で、基礎科学に分類されますから日本全体でそれで食っていける人数には限りがありますが、なれないわけではありません。その枠に入るにはまず勉強でしょうな 志やよし ということで期待しておきます。

多世界論を考える  投稿者:ひろき  投稿日:10月13日(金)00時43分34秒

質問させてください。
量子論の中には多世界解釈(エヴェレット解釈)という考えがあります。
説明が長くなるので、まずこれを見てください。
http://505.teacup.com/levy5/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fja.wikipedia.org%2Fwiki%2F%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A5%25E3%2583%25AC%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2587%25E3%2582%25A3%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25AC%25E3%2583%25BC%25E3%2581%25AE%25E7%258C%25AB

量子を観測した瞬間に世界が無数のパラレルワールドに分化し、自分が(と言うか主観が?)どこの世界に行くのかは実際に世界が分かれて見てからでなければわからない。という理論です。
なんだかすごく不思議な解釈の仕方ですが、コペンハーゲン派の考えも似たようなものなので、量子がそもそも不思議なものです。

この解釈が正しいという事にして、さて質問なのです。

たとえばたった今、地球で世界が分化してしまったとします。光より速くは情報は伝わらないので、例えば、地球からの距離が8.6光年離れているシリウスの世界が、地球の影響で分化するのは8.6年後と言うことになると思うのです。

もし超光速で移動したりワープすることができれば、地球で世界が分化した直後にシリウスに行けば、世界が分化する前の世界へ行ける事になるんでしょうか?
この考えはコペンハーゲン解釈でも当てはまりそうです。シリウスにいる人が観測できるのは8.6年後の事ですから、それまで量子の位置は確定していませんので、また地球で観測した直後にシリウスに向かえばどういうことになるんでしょうか?行った瞬間に確定してしまうのか、それともまた波動関数が拡散するのか……

では次に、銀河などほとんど何にもない空間であるヴォイドでは、世界が分化することがほとんどないと思うので、周りの銀河で世界が分化するのを待つしかありません。
そう考えるとこの宇宙ではパラレルワールドが多い空間と少ない空間があると言うことになります。

リンクした記述の中では宇宙が分化するわけではないと書いてある事に今頃気がつきましたが、私が読んだ科学雑誌にそうは書いてなく、まさしくパラレルワールドだと書いてあったので、不思議に思って聞いてみました。

結論が無いので「それがどうした」と言われそうですけど、取り合えずこの考えが正しいのか、他にどんな解釈があるのか聞いてみたかったのです。

どうでしょう?

re:多世界論を考える  投稿者:ルッツ提督  投稿日:10月21日(土)01時36分38秒

はじめまして ひろき様

>もし超光速で移動したりワープすることができれば、地球で世界が分化した直後にシリウスに行けば、世界が分化する前の世界へ行ける事になるんでしょうか?

論理的には「行ける」ことになるはずですが、「光より速くは情報は伝わらない」ことはご自分でも指摘されているのですから、議論自体が成立しないことになります。
実は アインシュタインなどが似たようなことを指摘していて、EPRパラドックス(検索してください)というのを提案しています。長年量子論に刺さったトゲのような逆説でしたが、これはベルの定理(検索してください)によって解決されたようなのですが、それによると光速より速く伝わることを許可しているようなので、多世界への分岐は光速を越えると考えてもよさそうです。(「ようなのです」と断定できないでいるのは私の不勉強のせいです。ご容赦)

>銀河などほとんど何にもない空間であるヴォイドでは、世界が分化することがほとんどない

そうでもないようです。真空と思われる空間にもエネルギーがあり「場」がありますから物質の多いところとなんら変わりはないでしょう。真空というのはエネルギーが最低のところであって「何もない」わけではありません。
ちょうど 窓のない高層ビルに生まれてその階だけで生活していると、自分が何階に住んでいるのかわからず、床が地表(最もエネルギーの低い場所)だと信じてしまいます。しかし実際は100階に住んでいるのかもしれません。われわれの宇宙の真空はそんなところかもしれないのです。実際 真空から素粒子が発生します。ミクロの世界では真空はエネルギーで満ちているので素粒子が誕生するたびに多世界に分かれますから、物質の多寡はあまり関係ないのではと思われます。

つづきです

どこかで多世界に分岐したとすれば それは宇宙全体に及びますから「ヴォイドでは、世界が分化することがほとんどない」というのは少し違うように思えます。
私がこの文章を打っている世界と打っていない世界、「、」を打つ世界とそうでない世界・・・何かがおきる度に世界は分化しますので、一瞬で無限に分岐します。当然ボイドを含むこの宇宙すべてが分岐するという解釈です。

とはいえ 文章で書けるのはこのあたりまでで、あとは数学的に記述するしかなさそうです。申し訳ありませんがレスはこれまでにさせていただきます。

宇宙が広がり続けていると聞きましたが・・・  投稿者:  投稿日:10月 5日(木)09時48分12秒

はじめまして。さざなみと申します。
学校の天文学の授業で宇宙は膨張し続けていると聞いたんですが、このまま膨張し続けるとどういうことが起こるのでしょうか?

ビッグバンってどんなものですか??  投稿者:亜衣  投稿日:10月 4日(水)19時15分59秒

ビッグバンは大爆発ということは分かりましたが・・・詳しくはどのようなものですか??

希薄化する空間・エントロピーの一方的な増大  投稿者:旧翔  投稿日:10月 9日(月)17時23分51秒

全体的に見ると天体間の距離が広がります。
ただし銀河団などの比較的小さな集団では重力により互いに接近する傾向にあり、銀河系とアンドロメダ銀河は100km/sの速度で近づきつつあります。
星は何度でも生まれ変わることができますがその回数は無限ではなく、やがてガス星雲や光る星がなくなって白色矮星、中性子星、ブラックホールだけの宇宙となります。
銀河がそれら星の残骸の集合体となり、さらに銀河の外に飛び出す天体によって運動エネルギーが持ち出され最終的に全ての銀河はそれぞれ一つの巨大ブラックホールとなります。
宇宙が無限に膨張するなら十分な距離のある巨大ブラックホール同士は離れる一方ですのでこれ以上巨大化することはありません。
それらは反粒子を吸収することで蒸発し、E=mc^2式のとおり全てエネルギーに変わります。
白色矮星や中性子星もクォークの特性上永遠に存在できないので同じように蒸発します。
即ち永遠に膨張する宇宙では最終的に全ての質量がエネルギーに戻るのです。
このエネルギー総量はビッグバンのときの膨大なエネルギーに等しいですが宇宙が大きくなりすぎているので限りなく薄まり、非常に弱い放射となります。
宇宙に弱いエネルギーが均等に分布する状態となるのでそれを生命体等が利用することはできません。希薄化あるのみです。
ちなみに閉じた宇宙では全てのブラックホール同士が合体することで宇宙全体が巨大ブラックホールとなって宇宙が終わると考えられます。

ビッグバンもエネルギー希薄化のひとつの過程です。
小さいスペースに膨大なエネルギーが存在する状態は非常に不安定で、すぐにより安定した状態に変わろうとします。
比較的高密度の場合エネルギーは物質として存在するほうが安定なのでしょう。素粒子となりそれが集まって陽子や中性子になりました。

大体はわかったのですが・・  投稿者:  投稿日:10月12日(木)23時02分46秒

今星が永遠に存在できないのはわかりましたが、クォークの特性がなんだかよくわからないのです。教えてください。
また、宇宙膨張の結末がそうなるのは想像がつかないですが、あとどのくらいでそうなるのでしょうか?

大統一理論  投稿者:恋しない旧翔  投稿日:10月15日(日)10時56分46秒

クォークというよりは陽子の特性です。
陽子はアップクォーク2個とダウンクォーク1個の計三個から構成されていて非常に安定してますが、長い時間をかけて崩壊することが予言されています。
それにかかる時間は10^30年と考えられていましたが実際はそれより三桁も多い10^33年あたりです。
スーパーカミオカンデの実験で陽子崩壊が観測されなかったことがその裏づけになったそうです。
クォークや電子、ニュートリノは宇宙の年齢とともに変化すると言われているので今は自然界にほとんど存在しないトップクォークやボトムクォークが時間とともに増え始めるでしょう。
それら存在しないはずのクォークを人工的に作るのは成功しています。ただしすぐに崩壊して元に戻ってしまうので今の時代は恐らくボトムクォークには向いてないのでしょう。
不十分な説明ですみません。

月と地球  投稿者:ゆき  投稿日: 9月28日(木)09時02分20秒

今、授業で「月の満ち欠け」について調べているのですが..
質問です。
「月から見える地球はどのようになっているのか」↑地球の陰はどのような風になっていて、それはどうしてかを至急教えてください!
待っていま〜す

RE:月と地球  投稿者:旧翔  投稿日:10月 9日(月)17時23分51秒

月についてですが月から見た地球も満ち欠けをします。それは月が隠すのではなく太陽の当たる角度によるものです。
基本的に地球から見た月と同じですが見た目の大きさはその4倍に見えます。

流れ星  投稿者:クロコ  投稿日: 9月23日(土)20時03分8秒

初めまして!!ラララと言います♪

RE:流れ星  投稿者:船長  投稿日: 9月24日(日)20時05分47秒

TO:クロコさん
こんばんわ、はじめまして、ご搭乗ありがとうございます♪(^-^)
息子さんに流れ星を・・・・との事ですが、とっても嬉しく思います。
2001年のしし座流星群はごらんになったでしょうか?夜半過ぎから夜が明けるまで流れ星が間断なく出現しました。
正に流星群いや流星雨でした。
今年はと言うと流星群は期待できそうもありませんが、11月18日〜19日頃には1時間に10個程の流れ星を見ることが出来ます。
また、空の綺麗なところなら、いつでも夜空を見上げれば散在流星と呼ばれる流れ星が1時間当たり数個観れることもあります。
実は、昨夜、埼玉の空も綺麗でしたので午前1時頃には冬の星座たちが東の空に昇ってきたので観ていましたら偶然1個の流れ星を見ることが出来ましたよ。
でも待っているのも結構辛いものです、そんな訳でこれからの時期で比較的流星が出現する流星群を紹介しておきます。

オリオン座流星群 10月21日〜22日  1時間当たり20個  ハレー彗星
牡牛座流星群     11月4日〜5日         10個  エンケ彗星
獅子座流星群     11月18日〜19日        20個突発流星群あり テンペル・タットル彗星
双子座流星群     12月14日〜15日        50個 小惑星フェアトンか?
りゅう座ι流星群 1月3日〜4日          50個

上の出現数は暗い流星も入っていますので実際にはその半分くらいと思って空を見上げてください
流星群の名前の付いた星座の方向を見上げるとその付近を放射点とした流れ星が確認できることが出きます。
息子さんが是非、流れ星に出逢えることを祈ってます☆☆.。.:*・♪(^-^)

太陽から地球まで距離  投稿者:川口  投稿日: 9月20日(水)12時26分31秒

太陽から地球までの距離をなんというんですか?至急教えてください。

RE:太陽から地球まで距離  投稿者:船長  投稿日: 9月20日(水)20時20分28秒

地球から太陽までの距離約1億5千万kmを1天文単位と言い1AUで表します。
木星までは5.2天文単位、土星までは9.5天文単位などと言い、宇宙ではKmでは単位が小さ過ぎて実感が沸かないので距離を天文単位で表現します。
この単位ですと地球から木星までの距離が太陽までの5倍位と想像できます。
更に遠くは1光年=63240天文単位、1パーセク=3.26光年等で距離を表現します。

さそり座のアンタレス  投稿者:star★  投稿日: 8月31日(木)14時32分57秒

さそり座アンタレスの日周運動と年周運動について.図なんか使ってもらうと嬉しいです!!

アンタレスの日周運動と年周運動  投稿者:船長  投稿日: 9月 6日(水)17時11分5秒

TO:ラララさん、star★  さん
いらっしゃい、はじめまして♪(^-^)
質問内容が詳しく解りませんが、アンタレスに限らず星の日周運動と年周運動についての解答は8月3日のレスを参考にしてください。
何故?アンタレスなのかなと思ってNETを検索してみましたら、多分大学の課題なんですね、やっと質問内容が解ったような気がします。
下記のサイトの過去ログに参考になる回答がありますので参考にしてください。
南中時刻と赤経

セレーネって何者?  投稿者:えむう  投稿日: 8月23日(水)23時16分48秒

初めまして。えむうです。
あの、質問なんですが最近新しい人工衛星のセレーネが打ち上げられる!・・と聞いたのですがこのセレーネって何者何ですか?よければどなたか教えて下さい!

セレーネについて  投稿者:ルッツ提督  投稿日: 8月24日(木)20時28分49秒

えむう様
セレーネ(SELENE)は日本が打ち上げる月探査機です。詳細は下のURLでご覧ください

http://505.teacup.com/levy5/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.jaxa.jp%2Fmissions%2Fprojects%2Fsat%2Fexploration%2Fselene%2Findex_j.html

惑星状星雲って?白色矮星って?  投稿者:ひとみ  投稿日: 8月20日(日)11時02分55秒

え〜〜〜〜と。惑星状星雲ってなんですか???白色矮星ってなんですか??だれでもいいので、教えて下さい。

RE:惑星状星雲  投稿者:船長  投稿日: 8月20日(日)19時30分26秒

TO:ひとみさん
こんばんわ、いらっしゃい♪(^-^)
惑星状星雲は、散光星雲や暗黒星雲のような星間雲ではなく、太陽質量の4倍以下位の小さい星が、その星の末期に表面のガスを宇宙空間に放出してできたものと考えられ、望遠鏡で見ても円盤状に見えます。
そしてその星雲自体も秒速数十kmで膨張していますが、数万年でその姿は消えてしまいます。
艦隊の本文ではかに星雲を惑星状星雲として紹介していますが、今は超新星爆発で出来た星雲として惑星状星雲とは区別されているようです。
白色矮星については艦隊本文より引用します。
太陽の4倍位までの質量の星は、赤色巨星時代から中心核の温度はあまり上がらないので、核融合反応の火が消え静かに冷えてゆき収縮し密度のとても高い星となり、外層は拡散し、数千年から数万年惑星状星雲として宇宙空間を彩り、やがて中心の星がむき出しになり、紫外線を放射しますこれが白色矮星です。その質量は1立方pで1トン〜10トンと言いますから驚きです。
がやがてその中心星も静かに冷えて宇宙空間に小質量星の最期の姿として漂うことになります。☆☆.。.:*・♪(^-^)

 

ありがとうございます!!  投稿者:ひとみ  投稿日: 8月20日(日)20時36分42秒

ありがとうございます!!もう1つ教えて下さい。
地球から太陽までロケットでいくとどのくらいかかるんですか?・また、歩くとどのくらいかかるの??教えて下さい。

太陽までは・・・・  投稿者:船長  投稿日: 8月21日(月)00時07分22秒

TO:ひとみさん
いらっしゃい♪(^-^)
あまり専門的に書いても紛らわしいと思いますので、ちょっと数字を見ながら宇宙の広さや神秘を感じてくれたらいいな♪(^-^)

太陽までの距離は1億5000万kmです、ロケットの地球脱出速度は約11.2km/s、時速で約4万kmにもなります、単純に直線距離で考えたらこれを計算すれば太陽までどれ位の日数が掛かるか計算できますが宇宙はそう単純ではありません。
月までは楕円軌道で5日弱、放物線軌道で約2日、外惑星の火星までの所要日数は約260日、内惑星金星までの所要日数は約150日という軌道などが考えられています。

あるHPで下記のようなデータを見つけました。
月までの距離384400km
地球から月までの距離を地球にある交通手段で移動すると
  徒歩→約11年
  自転車→約3年
  新幹線→約80日
  普通ジェット機→約13日

満ち潮・引き潮は・・・  投稿者:ポケ〜〜!!  投稿日: 8月16日(水)16時09分38秒

満ち潮・引き潮は何故起きるのか。
それにより渦潮がどう起きるのか。
そして南極の氷の渦はどうして起きるのか誰でもいい!!
教えてくれよ〜〜!!!

RE:満ち潮・引き潮  投稿者:船長  投稿日: 8月20日(日)18時42分59秒

TO:ポケ神  さん
いらっしゃい♪(^-^)
今度質問する時は、礼儀とまでは言いませんが、NET上のマナーとして質問する時には言葉使いに気をつけてくださいね!
質問する側に誠意を感じると、回答する人も気持ちよく回答できる事を知ってください。

>満ち潮・引き潮は何故起きるのか?
簡単に言うと月の引力により海面が引っ張られるから、月に面している海面が上昇し満ち潮となり、90度反対側の海面が低下し引き潮となります。
月と180度反対側の海面が上昇するのは地球の自転の遠心力が影響しています。
大潮、小潮と言う現象もありますが、地球から見て月、太陽が同じ方向に並んだ時が、月と太陽の引力を受けますので大潮になり、地球を挟んで太陽、月が直角の位置に並んだ時が小潮となります。
詳しくはNETで検索してもすぐ見つかると思います。
>それにより渦潮がどう起きるのか?
詳しい関連性は解りませんが、渦潮の起こる理由に潮の流れが速いことや地形が原因すると思いますが、渦潮で有名は鳴門海峡では瀬戸内海の海面と太平洋の海面の差が満潮の時更に大きくなり潮の流れが早くなり渦潮が発生しやすくなるのだと思います。
>南極の氷の渦はどうして起きるのか
これは、私には解らない????
冬に南極上空の発生する、極渦と呼ばれる渦状の気流の事かな、深刻な問題となっているオゾンホールが形成される領域だが・・・・・・・?

アンタレスの日周運動と年周運動は・・・  投稿者:苺雨  投稿日: 8月 1日(火)22時21分8秒

初めまして。苺雨と申す者です・・・。
この素敵なサイトは今日始めて知りました!
早速質問ですが、さそり座のアンタレスの日周運動と年周運動はどう違うのでしょうか?
そしてそれを観測してみたいのですがどのようにすれば観測できるのでしょうか?
できれば身の回りのものを使ってできる観測方法などを教えてくだされば幸いです。

RE:日周運動と年周運動は・  投稿者:船長  投稿日: 8月 3日(木)23時24分32秒

苺雨さん、いらっしゃい♪(^-^)
宇宙船の乗り心地はいかがでしたか?
アンタレスの日周運動と年周運動はどう違うのでしょうか?ということですが、さそり座のアンタレスに限らず一般的な運動として回答いたします。
※星の日周運動
明日の晩20時に星を見上げてください、そして午前0時にも同じ星を見上げてください、そうするその星が西の空に移動(角度で60度)しているのに気付くはずです。
そして次の日明後日の20時には、また昨日と同じ位置に見えるはずです。これが地球の自転によって起こる1日に約1回転する星の日周運動です、太陽が東の空から昇って西の空に沈むのも同じです。

※星の年周運動
明日の晩20時に星を見上げてください、そして2ケ月後の10月3日20時に同じ星を見上げてください、星が西の空に移動(角度で60度)しているのに気付くはずです。
このように、一日では気が付かない星の動きも数ヶ月単位で比較してみると、星が移動しているのを感じることが出来ます、地球の公転により同じ時刻に見える星が季節ごとに違うこの星の運動が、天の北極を中心に1年で1回転する星の年周運動です。

このような日周運動、年周運動を観察するには、正確な数値を知るのでなければ、空を見上げるだけで日周運動と年周運動を感じることが出来ます。また望遠鏡があれば星が移動した角度は簡単に解りますよ。
今、天頂に見える白鳥座もオリオン座が東の空に昇るクリスマスの頃には、西の空に大きな翼を広げて飛んで行くのが感じることが出来ます。これも全て星の年周運動があるからです☆☆.。.:*・♪(^-^)

はくちょうざV404  投稿者:michael  投稿日: 7月29日(土)22時30分21秒

以下の様な問題がレポート課題に出ていたのですが、自分には解き方が分かりません。どういった値になるのでしょうか?また、どうやったら解けるのでしょうか?教えてください。お願いします。

「日本の観測衛星が発見したはくちょう座V404では,可視天体とブラックホールとの距離は太陽・地球間距離の約『』分の1である。可視天体の質量や周期の値はこのままで,距離が上記の半分であるような場合には,不可視天体の質量は太陽の約『』倍となる。」

『』の中に数値を代入するのですが、どうしたら良いのでしょう?

re:はくちょうざV404  投稿者:ルッツ提督  投稿日: 7月30日(日)16時56分19秒

問題は
http://505.teacup.com/levy5/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.kcg.ac.jp%2Fkcg%2Fsakka%2Fsa0.htm
のページの
http://505.teacup.com/levy5/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fweb1.kcg.edu%2F%7Esakka%2FPHP%2Fuchu%2Fuchu2.htm

に載っていますね。最初の答えは多分講義の中で言っておられるはずですね。
出題者の意図は、実際の距離の比ではなく 講義ノートを取っているかどうかをチェックすることだと思います。
plasmaさんとmichaelさんは全く同一文章でもあり多分同一人物でしょう 二重投稿はマズイですねw

re:はくちょうざV404  投稿者:michael  投稿日: 7月30日(日)18時18分6秒

実際、講義は聞いていたのですが、その辺りは納得したものの、余り分からなかったのでノートは取っていないのです。それで、出来たら教えていただけたらと思ったのですが、まぁ、もう少し調べてみます。

re2:はくちょうざV404  投稿者:ルッツ提督  投稿日: 7月30日(日)19時38分4秒

問題には 「p76の表2.22の数値を用いて計算し半角整数で答えよ。」
とありますね。表の数値がわからなければ答えようがないですね。

re2:はくちょうざV404  投稿者:michael  投稿日: 7月30日(日)21時06分43秒

白鳥座v404 公転周期6.47年、主星の分光型ブラックホール、質量太陽の8倍以上、伴星の分光型KOタイプ(比較的表面温度の低い天体)、質量太陽の0.9倍。それくらいの情報は得られますよ。ただ、その計算方法が分からないんです。そうでなければ自分でできます。

re3:はくちょうざV404  投稿者:safo  投稿日: 7月31日(月)09時31分53秒

横レス失礼いたします

>白鳥座v404 公転周期6.47年、主星の分光型ブラックホール、質量太陽の8倍以上、伴星の分光型KOタイプ(比較的表面温度の低い天体)、質量太陽の0.9倍。それくらいの情報は得られますよ。

それくらいの情報といっても、その表にしか載っていないのじゃから最初に書いておかねば答える方は絶対に答えられないと思われるな。
平均距離r 公転周期T 質量をM+m (主星M、伴星m)とすれば
拡張ケプラーの第3法則
(T^2)/(r^3)=(4π^2)/(G・(M+m))
距離をAU、時間を年、M=1(太陽質量(地球質量mは無視))であらわせば 右辺=1
しかし これでは不可視天体のデータがないのでなんとも答えようがない。不可視天体の公転周期か主星のドップラー効果データなどがないと解くことは不可能じゃな。問題を読む限りでは伴星(質量0.9のもの)と不可視天体は別のもとしか読めないが、いかがでしょうや

まあ他人にものをたずねるときは 情報を小出しにせずすべて書いてから聞くべし ということじゃな、回答までの時間短縮にもなる。 とりあえず計算式を書いたので自分の宿題なのじゃからあとはご自分でお考え下され。健闘を祈るw

re4:はくちょうざV404  投稿者:safo  投稿日: 7月31日(月)09時44分8秒

はくちょうざV404のことなどは知らんが、不可視天体=ブラックホール のようじゃな
それなれば 公転周期6.47年というのはちょっと長すぎるような気がするな これだと何分の1というような1AUより小さな値にはならんと思われる ひょっとして6.47日の誤りか と思われるがいかが?

re5:はくちょうざV404  投稿者:michael  投稿日: 7月31日(月)11時31分38秒

safoさん、ありがとうございます!!おそらく、6.47日の誤りです。すみません(苦笑)
はい、不可視天体=ブラックホールです。確かに、6.47年だと、おかしくなってしまうんですよね。そこは若干気になっていました。
後は自分で計算してみます!!ありがとうございました♪

水星と金星  投稿者:あう  投稿日: 7月27日(木)16時15分11秒

水星と金星のは衛星がないのになぜ質量を知ることができているのですか。

水星と金星の質量  投稿者:船長  投稿日: 7月31日(月)19時19分57秒

TO:あうさん
>水星と金星には衛星がないのになぜ質量を知ることができているのですか?
と言うことは、衛星を持つ惑星や共通重心を持つ連星の質量を知る方法は知っている訳ですね。
水星や金星のように衛星を持たない惑星は、その惑星に接近する小惑星や彗星の軌道の変化から質量を推定できます。
対象となる小惑星や彗星の直径は直接測定できませんので、明るさや反射能を地球上から測定し表面観測することで、直径、密度を推定し質量を見積もることが出来ます。☆☆.。.:*・♪(^-^)

太陽は燃え尽きないの  投稿者:あふぁは  投稿日: 7月30日(日)12時03分50秒

太陽は燃え尽きないのですか?

RE:太陽は燃え尽きないの  投稿者:船長  投稿日: 7月31日(月)19時19分57秒

TO:あふぁはさん
>太陽は燃え尽きないのですか?
太陽のエネルギー源はご存知のように水素の核融合反応です、太陽は現在主系列星の恒星に分類され標準的な大きさの星とされています、年齢は50億歳と言われています。
その太陽とて輝き続けるためには水素が必要です、その水素は星になる時に集めた限りある水素です、その水素が尽きる時が太陽の最期です、それは今から50億年後と言われています。
とは言うものの、数十億年後には赤色巨星となり外層は惑星状星雲を成し、残った中心核は1立方センチが数トンもの高密度の白色矮星となり宇宙空間で静かに漂います。  ☆☆.。.:*・♪(^-^)

地球について  投稿者:愛華  投稿日: 7月24日(月)14時34分47秒

地球はほぼ球体で、太陽の周りを回っている、ということを証明するための最も簡単な方法を教えてください。
突然このように質問させていただいたのですが、至急解答がわかれば幸いです。よろしくお願いします。

RE:地球について  投稿者:船長  投稿日: 7月31日(月)17時35分21秒

safoさん、ルッツ提督さん、沼尻さん、お忙しいところ、いつもありがとうございます。
暑中見舞い方々お礼申し上げます。

TO:愛華さん、いらっしゃい♪(^-^)
回答が遅くなりましたけど、簡単に書きます。
>地球が太陽の周りを回っている、ということを証明するための証拠
いわゆる、地動説の証拠と言うことになります、艦隊の過去のQ&A履歴で地動説についての回答を見て頂ければ大体のことは解ると思います。
1.地球は動かず、天空が回ってるという天動説が一般的だった頃に、実は太陽の周りを地球が回っているなんて事を信じろと言うのは相当無理があったと思います。
そのためには動かぬ証拠が必要です、それは年周視差という二地点から見た恒星に対しての見える角度の違いを測定することです。
今、地球の位置を太陽に対してA点とします、半年後の地球の位置、つまり太陽を基準にして反対側に地球が位置する点をB点とします。
このA点とB点から同じ恒星(星)C点を観たとしましょう、するとABを底辺、恒星Cを頂点とする二等辺三角形が想像できると思います、この頂点のなす角度(1/2)が年周視差です。
ところが星までの距離はあまりにも遠すぎてその角度を知ることが出来なかったのです。
地球にに最も近い恒星ケンタウルス座α星でもその角度は0.74″でしかありません、最初にこの年周視差を測定されたのが1800年代です。

2.地球が太陽の周りを廻っているということが常識の現代、太陽を公転していることを証明するとすれば、日本で四季を感じる事が出来ることです、地球が太陽の回りを公転しているからです、それと四季を感じるのに忘れてはならないのは自転軸が23度の傾きがあるからです。
二項目は質問の趣旨に沿わないかもしれませんが、今簡単に証明してと言われれば、四季を感じたり、四季折々夜空に違った星座を仰ぎ見ることが出来る事が公転の証拠でもあります。☆☆.。.:*・♪(^-^)

天体の寿命  投稿者:michael  投稿日: 7月23日(日)01時34分54秒

太陽と、シリウスと、プロキシマの中で、最も寿命の長い天体はどれでしょう?
大学の試験に出たのですが、分からず、適当に書いてしまいました。でも、理解しておきたいなと思い、このページで質問しています。
誰か、分かる方がいらしたら、教えてください。

Re: 天体の寿命  投稿者:沼尻  投稿日: 7月23日(日)21時52分2秒

michaelさんは、どれを答えに選んだのでしょうか?

恒星の寿命は、質量によって変わってきます。
重い星は明るく輝き、早く寿命を終えます。
一方、軽い星は赤っぽくて暗いですが、寿命は長いです。
したがって、寿命が長い順に3つの星を並べると、プロキシマ、太陽、シリウスの順になるはずです。

Re: 天体の寿命  投稿者:michael  投稿日: 7月23日(日)21時59分45秒

ありがとうございますっ☆
あ、正解みたいです。僕は、勘ながら、シリウスと太陽は違うだろうと勝手に思い込み、プロキシマにしました。実際、プロキシマって一番無名なので、きっとそうかなぁ、と…

Re: 天体の寿命  投稿者:沼尻  投稿日: 7月23日(日)22時11分58秒

プロキシマは太陽系から一番近いところにある恒星ですね。
3連星になっているケンタウルス座α星の中で、一番小さい星です。
日本からは見えないですし、暗いですから、一般の知名度が低いのかもしれませんが、天文マニアなら大抵知っていると思います。

関連情報は、以下のところなどをご覧ください。
http://505.teacup.com/levy5/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.astroarts.co.jp%2Fnews%2F2002%2F12%2F11proxima_centauri%2Findex-j.shtml
http://505.teacup.com/levy5/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fja.wikipedia.org%2Fwiki%2F%25E3%2583%2597%25E3%2583%25AD%25E3%2582%25AD%25E3%2582%25B7%25E3%2583%259E%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25B1%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25BF%25E3%2582%25A6%25E3%2583%25AA

銀河の進化について  投稿者:やま  投稿日: 7月19日(水)06時23分55秒

大学の宿題でひとつだけさっぱり分からないものがあるので、もし宜しければ御教授くださればありがたいです。

我々の銀河系は、様々な質量を持つ星で構成されている。今、別の銀河では生まれてくるすべての星の重さが同じで、太陽程度の重さだったとしよう。この銀河では、我々の銀河と比べてどのような違いが生じる事が期待されるか?

という問題なのですが、正直さっぱりわかりません。
想像力が足りないだけかもしれませんが(笑
分かる方いらっしゃいましたらよろしくお願いします。

RE:銅河の進化について  投稿者:ルッツ提督  投稿日: 7月19日(水)20時55分24秒

はじめまして やま様
なかなか面白い問題ですね。私は学生ではありませんが、自分がレポートを出す気持ちで取り組んでみました。だから正解かどうかはわかりませんが、何かのヒントになれば幸いです。

>別の銀河では生まれてくるすべての星の重さが同じで、太陽程度の重さだったとしよう。この銀河では、我々の銀河と比べてどのような違いが生じる事が期待されるか?

このような銀河を「銅河」と名付けました。
まず恒星の進化を考えます。
太陽よりかなり軽い星は赤色矮星として誕生し、寿命は太陽より長いです。またその進化過程は、主系列星から赤色巨星になりやがてガスを放出して惑星状星雲となりますが、中心にヘリウムを持った白色矮星が残ります。
太陽質量の恒星は上に述べた赤色矮星とほぼ同じ進化過程をたどります。約100億年で中心にヘリウム核を持つ白色矮星 やがて黒色矮星へと変わります。
太陽質量より重い恒星は青色巨星として主系列星にあらわれ、中心の核融合が表面温度のほぼ4乗に比例して激しくなるのですぐに水素を使い果たしヘリウムの芯ができます。重い恒星ではヘリウムが核融合をおこし、炭素・酸素などの重元素がつくられやがて中心に鉄ができるとエネルギーを発生しなくなるので、内部に向かって収縮し外に向かって爆発します。これが超新星爆発です。
現在わかっている数値では
太陽質量の6倍以下なら 白色矮星
6倍〜10倍 消滅(ブラックホールなし)
10倍〜25倍 中性子星
25倍〜140倍 ブラックホール
140倍〜260倍 消滅(ブラックホールなし)
260倍以上 ブラックホール
です。要するに銀河では超新星で重元素が宇宙空間にまき散らされ、それが次の世代の恒星系へとつながります。
ところが、銅河では太陽質量の恒星しかできない場合は、青色巨星はできないのですから、黄色の太陽のような恒星とかそこから進化した赤色巨星しか存在しないので、銅河全体は我々の銀河系よりかなり赤い色になると考えられます。
太陽質量の恒星では中心に重元素が形成されることなく、超新星爆発もおこりません。銅河中心のブラックホールは別として、恒星からできた中性子星やブラックホールはありません。最終的に惑星状星雲として一部のガスを放出するだけですし、その成分もほとんどが水素です。銅河全体としてガスは潤沢にあるかもしれませんが、恒星→星間ガス→恒星 の再循環を考えると銅河は銀河より速く老いると予想されます。
そして炭素・酸素・窒素・ケイ素・鉄といった水素・ヘリウム以外の重元素が作れないのですから、たとえ新しく恒星系ができたとしても地球型惑星は生まれません。もちろん炭素や酸素でできた知的生物が発生することもありません。銅河に私たちが考えるような生命は存在しないことになります。

と このように考えましたが、正解かどうかはわかりません。

Re:銀河の進化について  投稿者:やま  投稿日: 7月20日(木)00時00分6秒

>ルッツ提督様

大変分かりやすいレポートありがとうございます。
参考にさせて頂きます。

惑星直列  投稿者:友美  投稿日: 7月 8日(土)22時33分8秒

初めまして。今、小説を投稿しようと考えていて、その為には惑星についての知識がいり、分からないことがあるので教えて欲しくて、色々なHPを散策した結果、このHPにたどり着きました。
惑星(水・木・金・地・冥・海・天・土・火だけでお願いします。最近は新しいのも出ているとい言いますが・・・)全部が、何年に一回同じ列に並ぶのか教えてください。また、その他の色々な組み合わせ(上記の惑星だけで)で何年に一回、同じ列に並ぶ時があるのかも教えてください。お願いします

RE:惑星直列  投稿者:船長  投稿日: 7月 9日(日)21時24分52秒

TO:友美さん
いらっしゃい、ご搭乗ありがとうございます。はじめまして艦隊の船長です。
さて、ご質問の件ですが、2000年5月惑星が一直線に並ぶ、そのため惑星の引力が重なり大津波が起きるなんて、もっともらしいデマが飛んだのを思い出します。
惑星が一直線に並ぶと言っても、黄道面上で直線に並ぶと言うものでなく、ましてや3次元的にみたら軌道の角度も違いますので一直線ということはあり得ません。
太陽から観て黄道面上に、一方向にある角度(10度とか20度)を仮定した時その範囲内に惑星が入った時、惑星が一直線に並んだと言っているようです。
当然のことながら、惑星の公転周期が違いますので特殊な惑星配列として十字架のようなこともある訳です。
惑星直列とNETで検索すると関連ページが探せるはずです。
何百年、何千年と長いスケールで考えると広大な宇宙のロマンが見えて来ます。
小説を書いている様ですがロマン溢れる小説でしょうね、頑張ってください☆☆.。.:*・♪(^-^)
詳しくは下記ページなどが参考になるかも知れません♪(^-^)

http://505.teacup.com/levy5/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fastro.ysc.go.jp%2Fhairetsu.html
http://505.teacup.com/levy5/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fast6093.eng.isas.jaxa.jp%2Froido%2Fcyoku.html

RE:惑星直列 投稿者:友美  投稿日: 7月 9日(日)21時41分9秒

有り難う御座います。
小説、頑張りますwって言っても、ロマンではないですけどねw

ご搭乗の皆様へ♪(^-^)  投稿者:船長  投稿日: 7月 6日(木)14時11分44秒

宇宙船Hale-Bopp艦隊の船長です。
この宇宙船も97年5月に地球を飛び立って早いもので丸9年にもなります、そしてこの質問ルームもそろそろ8年になろうとしています。
天文素人の私が質問ルームを運営管理するにあたっては、多くの方のご好意とご協力なくしては成り立ちません、幸いにもこうして、星空を宇宙を愛する沢山の方々の質問に答えてくださってくれる、沼尻様はじめsafo様、ルッツ提督様、青蛙様等々多くの方々のご協力で素晴らしい質問ルームとQ&A履歴を構築することが出来ています。
Q&A履歴は艦隊の本文に勝る充実した内容と多くの方からMailも頂くに至っています、ご搭乗いただいている皆様にこの場を借りて改めて感謝申し上げます。
5年程前のことですが、私が搭乗者の質問に答えることが出来ず「大学の先生か、偉い人にでも聞いてみましょう」と書いたら、大変憤慨して「二度と来る事は無いと思いますが、貴サイトのご発展をお祈りいたします」と書き残し去って行った人がおります。
もちろん悪気は無かったのですが、真剣に質問してくれた人の心を踏みにじったことを、今でも心痛く反省し、願わくば、今一度艦隊に戻ってほしいと思っています。
NET上のリスクとは言え、相手を傷つけた結果は現実です。相手の顔、目、表情を見ずにする限られた行数での活字の会話、書く方も読む方も相手を気遣い寛容な気持ちを常に忘れないようにしたいものです。
何処の誰とも知らないNET上だからこそ、相手を許す寛容な心を持つべきと私は信じます。
この質問ルームにおいては、的確で科学的に正確な解答が必要なのはもちろんですが、質問される方々の知識レベルもまた千差万別です、どんな方にも宇宙に、より親しんで頂けるような暖かく優しい回答もまた必要と考えます。
忙しさのあまり、艦隊を留守にしている間にコペルニクスについての議論があったようですが、回答をして下さった皆様一人一人が、天文に関する考え方や想いをこの板で真剣に誠意を持って回答している心の表れだと思っております、一人一人の書き込みが読み手の心に響くのを感じます。
これからも多くの方の質問と、より多くの回答者のご搭乗を願うものであります。
最後にこれだけは皆様にお願い致します。
質問されて回答を頂いた方は、是非一言でいいですお礼の書き込みをお願い致します。
回答されている方は、少なくとも貴方のために心を砕き、時間を割いて書き込んで下さるのだから☆☆.。.:*・♪(^-^)

彗星の周期を求めよ(><;)  投稿者:あやっぺ  投稿日: 6月24日(土)17時48分31秒

はじめまして。今までロム専でしたあやっぺと申します。小さいころから星が好きで、現在大学で天文学の授業をとっています。
毎週宿題が出されるのですが、来週提出の問題がどう調べても分かりません(泣)私が計算がからっきし苦手なのにも大きく原因はあるとは思うのですが…。。
ここに分かりやすく載ってるよ!等の情報も大歓迎です。皆様どうぞお力をお貸しくださいませ(><)

 惑星や彗星など、太陽系天体の公転周期は、軌道の大きさ(半長径)の3乗の平方根(√)に比例する。
これを用いて、オールトの雲から来る彗星の来訪周期(公転周期)を求めよ。ただし、オールトの雲から来る彗星の軌道の大きさは、地球軌道のそれの1万倍である。また、地球の公転周期は1年である。

授業プリントを見返したり、いろいろなサイト様も回ってみたのですが…(汗)よろしくお願いいたします!

re;彗星の周期を求めよ(><;)  投稿者:safo  投稿日: 6月26日(月)16時49分58秒

オールト雲からやってくる彗星の軌道長半径が10000AU そこから地球軌道付近までやってくる彗星の公転周期を求めればよい。
ケプラーの第3法則により
T(公転周期)の2乗=a(平均距離)の3乗
であるから
10000の3乗の平方根を求めればよい
√(10000^3)=10^6 年 となる
つまり10の6乗年=100万年である。

太陽の名前について  投稿者:レナ  投稿日: 6月 7日(水)20時13分41秒

なぜ太陽と言うんですか?名前の由来について調べてます。
よろしくお願いします。

re:太陽の名前について  投稿者:safo  投稿日: 6月 8日(木)09時13分24秒

もともとSUNのことを「太陽」と呼ぶのは陰陽道からきています。万物にはある一面(陽)でだけでなく反面(陰)もあるのだという考え方で、中国最古の王とされる伏羲(ふくぎ)がつくったといわれています。
したがって万物のもっとも明るいもの=太陽の反対である太陰も存在して、もちろん太陰=月 ですな。
陰陽説は「いんようせつ」ですが日本に渡って内用も変形し陰陽道「おんみょうどう」となりました。現在では後の五行説と混然となり「陰陽五行説」となりました。
五行説は夏の国王、禹の治世のときに洛水から上ってきた亀の甲羅に書かれた文様(洛書といいます)から五という数を悟り、国を治めるのに五つの基本原理(木火土金水)を思いついたという伝説があります。(これは魔方陣になっているのですがここでは関係なさそうなので置いておきます。)
後に斉の鄒衍によって、五つの惑星と結びつけられ、さらにまた万物に当てはめられて、観念的な五行説として完成しました。

(無題)  投稿者:safo  投稿日: 6月 8日(木)09時19分12秒

失礼しました・・・上で「太陽」と呼ぶのは陰陽道からきています。
は誤りで、「太陽」と呼ぶのは陰陽説からきています。
が正解・・

一秒でも早く!  投稿者:レポートに追われる学生。。。  投稿日: 6月 3日(土)22時43分56秒

こんばんは、はじめまして。私は大気に関するレポートに追われ、かなり必死な女子学生です。色々なサイトをめぐりめぐってすがるような気持ちでここにやってきました。どうか無知な私にみなさんの知識を分け与えてください!!課題内容は次の通りです。「地球の周りを覆う大気にはいくつかの層があるが、そのうちの対流圏と成層圏の間は対流圏界面とよばれ、そこを境に気温が再び上昇する。しかしその高度(対流圏界面高度)は季節や緯度によって変化する。これを起因する原因を、主に太陽高度の違いをもとに分析せよ!」というものです。オゾン層の紫外線の吸収などで大気中の気温が変化する仕組みはわかったのですがどうしてもこれはわかりません!!よろしければどなたかわかりやすくお教えしていただけませんか??お願いします。ちなみに、レポートの提出は水曜日なので、火曜日までに知りたいのです。。まことに勝手ながら、お願いいたします。

シュワスマン・ワハマン第3彗星  投稿者:ひなこ  投稿日: 5月22日(月)20時33分19秒

お邪魔して突然ですが、
http://505.teacup.com/levy5/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fwww.savelivesinmay.com%2F

シュヴァスマン・ヴァハマン彗星についての記事です。これは本当でしょうか?
詳しく教えていただけないでしょうか?よろしくお願い致します。

73P/シュワスマン・ワハマン第3彗星  投稿者:沼尻  投稿日: 5月23日(火)20時49分46秒

To: ひなこさん

その記事は、根拠のないガセネタです。
彗星は地球の近くを通過して行きましたが、月までの20倍以上離れた場所を通りました。
数十個以上に分裂しているため、1つの彗星という感じではないですが、5月13日から15日頃に最接近し、今は遠ざかりつつあります。
したがって、地球に衝突することはありません。

http://505.teacup.com/levy5/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fhomepage2.nifty.com%2Fnumajiri%2F

re: 73P/シュワスマン・ワハマン第3彗星  投稿者:青蛙  投稿日: 5月24日(水)19時07分31秒

すい星墜落で大西洋に大津波発生と警告=仏研究家ジュリアン氏

このあたりがネタ元のようです。

 |分裂すい星で有名なシュワスマン・ワハマン第3すい星の破片が5月25日ころ、中部大西洋近辺に墜落、海底火山噴火を引き起こし、その結果高さ200メートルもの津波が発生すると予言した。

だそうです。

 |同氏は、米航空宇宙局(NASA)が同すい星について全く危険はないと発表したことに反論、なんだか1世紀前のハレー彗星騒ぎの時みたいですね。それにしても、いまどき「ノストラダムス」って。

Re: 73P/シュワスマン・ワハマン第3彗星  投稿者:沼尻  投稿日: 5月24日(水)23時36分47秒

青蛙さん、ありがとうございます。

「予言」とか言っている時点で、科学的な根拠はないですね。
観測に基づくものでないでしょうし、自分で彗星を観測したかどうかも怪しいものです。

地球に接近する天体を各地で自動観測している現在、大被害をもたらす程に大きな、
周期彗星の破片を見落とすはずもありません。
所詮は素人の予言ですから、笑い話でしかないですね。

http://505.teacup.com/levy5/bbs?M=JU&JUR=http%3A%2F%2Fhomepage2.nifty.com%2Fnumajiri%2F

火星旅行  投稿者:とろんぼーん  投稿日: 5月18日(木)22時23分4秒

はじめまして。私はこの4月から大学一年生になりました。
入学して早速、「火星までの旅行計画を科学的に考える。」とういうレポート課題がでました。ケプラーの第三法則を使うらしいのですが、使い方がいまいちわかりません。是非お助け下さい。

超新星爆発について  投稿者:supernova  投稿日: 5月15日(月)21時23分25秒

 話をされている途中で会話を途切ってしまって申し訳ありません。
超新星爆発は、地球にもいつか起こることなのでしょうか?また、どんな星でも必ず起こるのでしょうか?
あと、起きた後に地球は大きなダイヤモンドになると聞いたことがありますが、本当でしょうか?
初歩的な質問で申し訳ありませんが、いくら調べても見つかりません。教えてください。お願いします(>人<)

re:超新星爆発について  投稿者:safo  投稿日: 5月17日(水)14時52分39秒

 地球が超新星爆発をおこすことはありません。超新星はガスでできた恒星の中心で核融合反応がおこり鉄やニッケルなどの重元素ができたとき、自重に耐えきれなくなって爆発する現象です。
超新星爆発をおこすのは太陽より数倍以上質量の大きい恒星です。地球は恒星よりずっと小さい惑星ですから爆発はしないのです。太陽は恒星ですが軽いので超新星爆発をおこしませんから地球が超新星爆発に巻き込まれることもありません。ダイヤモンドは炭素のかたまりです。超高温・高圧のもとでできる物質ですが、たとえ地球が超新星爆発に巻き込まれたとしてもダイヤモンドになることはありません。地球の中心は鉄やニッケル マントルは珪素やマグネシウム、アルミニウムなどが多く炭素はそれほど多くはありません。
もし太陽系の周辺で太陽以外の超新星爆発がおこれば地球の生命は危険になりますが、いまのとことろそういう兆候はありませんし、たとえ起こったとしても地球自体がどうかなることはありません。

白色矮星・中性子星に降り立って  投稿者:文系頭のモモンガー  投稿日: 5月14日(日)02時46分9秒

 楽しく拝見しております。
艦隊怒濤のQ&Aコーナーを読んでいて、ちょっと面白い疑問がわきました。

ずばり、白色矮星・中性子星に降り立ってどんな光景が私たちの目に見えてくるのだろうか、と。

まあ、人間は生存できないのは解っているのですが、頑丈な探査機か何かがたどり着いたとしてでも構いません。

白色矮星・中性子星などおおよそのことは解っているつもりなのですが、具体的な想像がちょっと及びません。
よろしく願います。

白色矮星、中性子星から見える風景  投稿者:りくにす  投稿日: 5月22日(月)18時21分32秒

5月13日の文系頭のモモンガーさんの質問が面白かったので、改めて質問します。
白色矮星は、太陽が地球ぐらいの大きさに縮んでしまうと聞いた事があります。
1.白色矮星、中性子星の上に立つと、体重は何倍になのでしょう?
2.その星の表面から見える風景はどんな風になるでしょう?
もちろん山や川があるわけはないでしょう。大きさが地球ぐらいの場合、地平線は平らに見えますか?
隣に立っている友人は普通に見えるのでしょうか?
星空は重力でゆがんで見えたりするのでしょうか?

re:白色矮星、中性子星から見える風景  投稿者:safo  投稿日: 5月25日(木)09時28分29秒

 >1.白色矮星、中性子星の上に立つと、体重は何倍になのでしょう?

その星の表面重力を計算すればいいのです。表面重力は質量に比例し、距離(半径)の2乗に反比例します。
計算を簡単にするため 恒星質量がほぼ太陽程度で地球の32万倍 半径を地球の2倍の白色矮星を考える。
すると 320000/(2^2)=80000 となります。およそ8万倍ということですな。

中性子星の半径なら10km程度らしいので、中性子星の半径を地球の半径の500分の1程度 とすれば 320000×(500×500)=800億倍となりますな
もちろん恒星の質量や半径はおよその目安(合っているのは1桁程度)ですから、個々の恒星について正確なことが知りたければ、ご自分で計算されるのがよろしかろう。

re:白色矮星、中性子星から見える風景  投稿者:safo  投稿日: 5月25日(木)09時36分29秒

 質問の趣旨が相対論効果が実感できるかというふうに限れば
大きさが地球程度の白色矮星の表面にいれば(そんなところには行けないという話はなしで) 正確に測れば相対論効果はかなり出るでしょうが、人の目で普通に見ても地平線は平らに(地球と同程度には)見えるでしょうな。
半径10kmの中性子星の表面についてはすぐに思い浮かばないので、どなたかのレスを待つことにしたいですな。星空が少し歪んで見えそうな気はしますが正確ではございません。

Re:白色矮星、中性子星から見える風景  投稿者:りくにす  投稿日: 5月29日(月)00時09分44秒

 safo様、的確なお答えを頂き、ありがとうございます。
(ぜんぜん現実的ではない話なのに…)
もし、今いる星の重力で星空がゆがむ場合は、真上だけまともに見えて、あとは星が引き伸ばされたりするんでしょうか?
ところで中性子星がすごい速さで自転していることは知られていますが、(物体は縮むほど速く回転するので)
白色矮星もやはり高速で自転しているんですよね。
CGが描けるような計算ができればいいのですが、さっぱり分かりませんし、有益でも面白そうでもないからこんな暇な計算をする人もいないだろうな。

A0035-34について。  投稿者:きり丸  投稿日: 3月13日(月)15時57分35秒

 車輪銀河(A0035-34)について詳しいことを教えてください。

RE:車輪銀河  投稿者:船長  投稿日: 3月15日(水)00時49分16秒

 TO:きり丸さん
車輪銀河についてのようですが、詳しくと言ってもどの程度かよく解りませんが、この銀河は銀河同士が衝突して出来た銀河であることはご存知だと思います。
また私達の銀河も大マゼラン雲と最近(宇宙では数十億年)ニアミスしたらしいとも言われています。こんな広大な宇宙で銀河が衝突したり合体したりするだろうか?
考えてみたら私達の銀河天の川銀河は大きさ10万光年に対して大マゼラン雲までの距離は17万光年と意外と近いと思いませんか、アンドロメダ銀河までの距離は230万光年、大きさに比べて銀河間の距離が近いのに気づきます。そして各銀河は秒速数百Kmでそれぞれが運動しています、ニアミスや衝突はありうるのです。
こんな状況の宇宙空間で、実際に衝突したのが車輪銀河と言われています、写真を見たことがあれば解ると思いますが、渦巻き銀河の中心に一つの銀河が通り抜けるように衝突したと考えられます。
衝突された銀河のガスやチリは衝突の衝撃波で、まるで水面に石を投げ入れた時発生する波紋のように周囲に圧縮されリング状の星形成領域が出来数十億個もの新しい星が生まれ青いリングとして私達の驚きと感動を与えてくれています。
距離5億光年リング直径は15万光年と私達の銀河より大きい車輪銀河など衝突や合体で出来た銀河や星誕生の現場をハッブル望遠鏡は私達に提供してくれています。

Rere:車輪銀河  投稿者:きり丸  投稿日: 3月15日(水)10時13分1秒

 遅くなりましたが私は次高校生になります。船長さん丁寧な回答ありがとうございます。
「詳しく」と言ったのは車輪のリング状になった部分と衝突した天体がどのくらい離れているかが知りたかったのです。
言葉足らずで誤解を与えてしまいすいません。

9個目の星の名は?  投稿者:瓢星  投稿日: 3月11日(土)21時30分10秒

 現在最も銀河の端にある9コ目の星の名はなんでしょうか?よろしければお教えくださいませ(汗汗)

太陽系かな?  投稿者:船長  投稿日: 3月12日(日)00時05分48秒

 瓢星さん、こんばんわ♪(^-^)
>銀河の端にある9コ目の星の名は?
この質問の趣旨は、船長が勝手に判断すると太陽系で最遠の惑星はなんですか?という質問と解釈致します。
多分、海王星と冥王星の軌道が入れ替わることがあると聞いたのかな?
そうなんです、現在は9番目の惑星は冥王星です。
ところが、冥王星の公転周期は248年ですが、この内20年間は海王星の軌道より内側に入ります、したがってその間は海王星が9番目の惑星になります。その期間は1979年1月から1999年2月11日まででした。したがって現在は冥王星が9番目の惑星となります。
ご質問の答えになったでしょうか?もし私の勘違いでしたらゴメンなさいです。☆☆.。.:*・♪(^-^)

αケンタウリの惑星について  投稿者:ganser  投稿日: 3月 6日(月)13時46分8秒

 『αケンタウリ』での惑星の公転について、教えてください。
αケンタウリはA、B、プロキシマの三重連星だったと思います。そのうちAとBは太陽型の恒星で、大きさや、明るさも太陽と似ているとか聞きました。もし、ここに地球のような惑星があったとして、その惑星は、距離の近いA、Bの間で(あるいはプロキシマも含めて?)どのように公転しているのでしょうか。

re:αケンタウリの惑星について  投稿者:safo  投稿日: 3月 8日(水)09時35分33秒

リギル(αケンタウリの固有名)のAとBの距離は11AU程度 太陽系なら土星のあたりを質量0.28倍の恒星Bが公転していることになる。Aの質量は太陽より少し大きいが、同じと仮定してAの周囲を惑星が公転することは可能だが、よほどうまく軌道を選ばねば長期的(数千万年のオーダー)にはBの摂動のためにどちらかの恒星に衝突するか、遠くへ弾き飛ばされると考えられる。
プロクシマはA、Bとほぼ同じ空間で誕生したと考えられるが、両星の摂動によって弾き飛ばされ現在の位置に落ち着いたと考えられれておる。弾き飛ばされるか衝突するかは3星が生まれたときの位置と速度で決まってくる。
現実問題としてはαケンタウリには惑星は存在しないと考えられる。その理由は、A、Bだけであれば可能な惑星軌道が、プロクシマによってかき乱されてしまったからである。
同じガスから3星(以上)が近くで生まれた場合、3者が将来どのようになるかを正確に計算することは不可能である。そこでコンピュータシミュレーションで動きの傾向を研究すると、最初は3者が互いに影響しあって乱雑な軌道を描くが、最終的に軽い1個を遠くに放り出して重い2個が互いに回りあう形に進化することが知られている。αケンタウリもそのような変化をしたと考えられるので、3者が乱雑な軌道を運動していた時期に惑星は消滅していることであろう。逆に言えば、3つ以上の恒星が互いに近くを回っている恒星系はまだ若いと考えてよいことになる。

惑星は消滅・・・・。  投稿者:ganser  投稿日: 3月 9日(木)11時07分27秒

safo様、ありがとうございます。
リギル…。太陽系に一番近い星ですが、生物はいないんですね。チョット,残念・・・・。

人工的に無重力状態を。  投稿者:よる  投稿日: 3月 3日(金)08時35分33秒

12月頃に一度ここで質問させてもらった者です。内容が若干ここで扱われていることと
ずれているかもしれませんが質問させていただきます。
もしこれから先、人工的に重力を操作できるような装置ができたとします。それを地球上で使用した場合、その対象となる物体はどうなるでしょうか?ちなみに無重力状態です。
宇宙船の中の無重力状態では"浮く"ですが、地球上の場合だと地表にあるものは地球の自転の影響で動いてるわけですからその装置の対象物はやはり重力に捕まっている側から見れば高速で動いてるように見える。・・・と思ったんですが、理系関係には苦手なもので・・・できましたら返答おねがいしますm( m)

re:人工的に無重力状態を。  投稿者:ルッツ提督  投稿日: 3月 3日(金)23時29分18秒

はじめましてよる様
仮定として重力をコントロールできる=浮かぶ ということでよろしいのならホバリングできるヘリコプターと同じです。地上に置いた物体を浮かばせることができてもそれが高速で移動したりはしません。ニュートン力学の重力だけを遮断できたとしても慣性の法則を破るという条件がないので地上からみればプカプカ浮かんでいるようにみえるはずです。
その物体を押すなどして動かせば、重力が効かないので等速直線運動をするはずです。(水平方向に動かしても地球は丸いのでだんだん地表から遠ざかります)それを地上から見ている人にとっては転向力によって最初に動かそうとした方向よりだんだん右にずれながら上昇していくように見えるはずです。
万有引力と慣性の法則を混同しておられるようにお見受けします。

のり様の質問にも答えようと思いましたが、投稿されてから時間が経つのでタイムリーではないと思いました。失礼致します。

re:人工的に無重力状態を  投稿者:ルッツ提督  投稿日: 3月 3日(金)23時39分22秒

失礼いたしました。この上の回答は明らかに誤答です。よく考えずに書いて申し訳ありません。
地表に置いた物体におよぶ重力を遮断した時点で、その物体は等速直線運動をしますから、地表から上空に向かってまっすぐ昇っていくように見えるはずです。
地球が物体に及ぼしていた引力が無くなるのですから、ハンマー投げのワイヤー(ハンマーと投擲選手を結ぶ引力)が切れた瞬間と同じで その土地の緯度に応じた自転速度で地球を飛び出してしまいます。さらに太陽からの引力も振り切りますから宇宙の彼方に飛び出していくでしょう。
ただ よる様がお考えの飛び出す方向とは逆のように思えます。

なるほど  投稿者:よる  投稿日: 3月 4日(土)08時42分39秒

はじめましてルッツ提督様、おかげで頭の中がすっきりです。
わかりやすい回答ほんとうにありがとうございました。

質問。  投稿者:のり  投稿日: 1月27日(金)23時50分42秒

質問があるのですが、答えてもらえないでしょうか。

太陽以外の恒星についてです。
恒星の@質量A半径B表面温度C表面近くの化学組成D地球と恒星間の距離E地球と恒星の相対運動は、それぞれどのようにして知ることが出来るのですか?

質問が多くてすみません。出来る範囲でいいので、どうかお願いします。

銀河同士の衝突  投稿者:マサリス  投稿日: 1月24日(火)00時43分44秒

「はじめまして。質問があるのですが回答いただければ幸いです。

天の川銀河とアンドロメダ銀河が何十億年か後に衝突するとききました。衝突したときには銀河にどういう現象が見られると考えられますか?(星の誕生等?)また最終的には二つの銀河は合体して、楕円銀河へ姿を変えてゆくと考えられていると聞いたのですが本当にそうなのでしょうか?

RE:銀河同士の衝突  投稿者:船長  投稿日: 1月24日(火)03時03分13秒

TO:マサリス さん
我が天の川銀河とアンドロメダ銀河は秒速100Kmで接近中と言われ、衝突するとも言われているのは確かです、また過去に銀河同士が衝突したであろうと推測されている銀河も沢山あります、車輪銀河、アンテナ銀河、子持ち銀河等々・・・・・。

>衝突後にどんな現象が見られると考えられますか?星の誕生等?
銀河の衝突によって星生成活動が引き起こされているだろうということは、衝突銀河の観測で以前から言われています。
球状星団は、銀河の誕生の時に生成された古い星の集団だろうと思われていたのですが、最近M82のハッブル望遠鏡で観測結果として、M82にM81が衝突した時できたと想像される非常に若い星の集団、球状星団が発見されています。
また衝突によってアンテナ銀河や車輪銀河のように原形が変形するのも想像に難しくないところです、このような銀河も数十億年という長い時間をかけて楕円銀河へ姿を変えてゆくというのも自然じゃないでしょうか☆☆.。.:*・♪(^-^)

RE:銀河同士の衝突  投稿者:マサリス  投稿日: 1月24日(火)23時05分46秒

なるほど!わかりました。丁寧な回答ありがとうございました。

ロッシュ限界について  投稿者:博士  投稿日: 1月22日(日)18時51分18秒

「大きな天体同士は、その質量の大きさゆえに衝突は無い(ロッシュ限界)」という文章の意味が知りたくて色々調べてみましたがよくわかりません。なぜ、大きな天体は衝突しないのか教えて下さい。宜しくお願いします。

ロッシュ限界について  投稿者:ルッツ提督  投稿日: 1月24日(火)01時01分2秒

博士様 はじめまして
>「大きな天体同士は、その質量の大きさゆえに衝突は無い(ロッシュ限界)」

そんなことはありません。大きな天体でも衝突します。たとえば地球は約46億年前 約10個の微惑星が衝突してできたと考えられています。微惑星といっても火星程度です。宇宙では恒星同士や銀河同士の衝突もおこっています。
ロッシュ限界というのは、AとBの2天体が互いに公転している場合(二重星や地球と月のような関係です)、互いに少しずつ近づくか膨張するなどして表面が近づく場合に有効になります。
A星(大きい方)の重力がB星(小さい方)に及びますが、B星の表面の物質がB星の中心に引かれるよりA星の方に引かれるほうが強くなる位置をロッシュ限界といいます。つまりB星の表面物質はA星に引かれてB星から引きはがされます。その結果B星の質量は軽くなり表面重力は弱くなりますます引きはがされ、やがてB星全体が分解してしまいます。これが衝突しない原因です。
ブラックホールの周囲を回る赤色巨星が表面をはがされ、ガスがブラックホールに落ち込んでいく現象などがこれにあたります。
ただしB星が遠くから高速度でA星に向かってやってきた場合は引きはがされるまもなく衝突してしまいます。またたとえ引きはがされてもB星が持つ運動エネルギーは保存されますから、破片も含めて全てがA星に衝突することになります。

ありがとうございます  投稿者:博士  投稿日: 1月24日(火)23時54分53秒

ルッツ提督様、丁寧な回答ありがとうございました。「重力によってバラバラにされる」ということの意味がよくわかりました。小学校低学年の時の「アポロ11号」以来、宇宙のこと、関連することに興味がありましたが、物理学等専門の勉強をまったくしていないので分からないことだらけですが、このHPのQ&Aはとてもわかりやすくて面白いです。また疑問を感じたら質問させていただきます。宜しくお願いします。

地球の終焉  投稿者:宇宙ホール  投稿日: 1月22日(日)10時22分41秒

こんにちは船長さん。またまた質問しに来ちゃいました。
地球の終焉を考えた場合、どのようなことが考えられますか??

RE:地球の終焉  投稿者:船長  投稿日: 1月24日(火)02時16分54秒

TO:宇宙ホールさん
ひとくちに地球の終焉と言っても、どんな状態を想像してのことか解りませんが
1.地球と太陽の関係からは、長いスパンでは現在は安定した関係にあり、基本的にはあと50億年太陽は今のまま輝く続け、地球はいまと同じエネルギーを太陽からもらいながら太陽の周りを公転しているでしょう、よって地球の終焉は太陽が最期を迎え巨星化して膨張してきた時でしょうか、例えばオリオン座のべテルギウスは赤色巨星になり太陽の900倍にも膨張しています、もし太陽がこのようになったら地球は灼熱地獄となることが想像されます。

2.地球も生きています、宇宙も生きています、太陽系が誕生して46億年幾度も生物の絶滅を繰り返し今の繁栄があります、しかし宇宙時間で考えたらほんの一瞬であり一過性の繁栄かも知れません、大陸移動、地殻変動、あるいは天体の衝突、数億年という長いスパンで考えたらありうることなのです。

3.でも私は、いちばん地球の終焉を導くのは私達人間ではないかと思います。
人は生まれてこのかた、何千年も争う事を止めません、人が争って得たものがあったのでしょうか?人が人を信じれなくなった現代、エゴを通す人間自身が人を滅ぼし、国を滅ぼし、地球を滅ぼすような気がします。
ひとつひとつ挙げたら切が無くなりますが、森林伐採、地球温暖化、オゾン層破壊等々、全てが自己中心的な人間が招いた結果だと思います。
この項目に関して書き出したら何ページあっても足りそうもありません、ただ個人的に思うことは、前の二項目はゆっくりした変化ですが、三項目めは核の脅威がある以上突然やって来るかもしれないと危惧するのであります。
質問に対しての回答になったでしょうか?ちょっと心配です☆☆.。.:*・♪(^-^)

コペルニクス  投稿者:  投稿日: 1月21日(土)18時47分20秒

はじめまして。
学校で天体の学習を始めたばかりであまりくわしくわかってはいないんですが、今調べていることがあります。
それはコペルニクスについてです。
「天体の回転について」で、地動説をとなえ、その説をもとの惑星の軌道計算を行ったらしいのですが、イマイチ意味がわからなくて。。。
宇宙や神話とはなんだか違う内容な気がするので、できればで良いのでわかりやすく教えてくださいませんか?

RE:コペルニクス  投稿者:ルッツ提督  投稿日: 1月24日(火)00時41分10秒

はじめまして詩様
「天体の回転について」はコペルニクスが死の直前の1542年に発表した書物です。彼は若い頃から本の内容について考えていたのですが、書いてある内容がキリスト教会の迫害を受ける可能性があるので40年以上も発表をためらっていたと言われています。当時は地動説を唱えることは火あぶりにされても仕方のない異端(キリストへの反逆)だと考えられていたのです。
それまでの天動説は 地球が宇宙の中心にあり、太陽や惑星は地球の周囲を回っていると考えられていました。ただし惑星の動きを地球から見ると単純ではなく恒星の間を逆行したりして複雑な動きをするので、それを説明するために周転円というものを考えていました。2世紀のプトレマイオスが書いた「アルマゲスト」という本が最も権威のあるものとされていました。
コペルニクスは地球が太陽の周囲をまわると考えれば、周転円などという複雑なものを考えなくてもよいことに気付きました。そのことを「天体の回転について」という本に書いたのです。
ただしコペルニクスは考え方を書いただけで、実際に惑星の位置を計算したわけではありません。ある程度の概算はしましたが、正確にはやっていないはずです。もし正確にやっても地球も惑星も円を描いて公転しているという前提では、天動説も地動説でも答えは同じになります。正確な計算は後のケプラーの法則の発見まで16世紀には誰にもできませんでした。

re:コペルニクス  投稿者:青蛙  投稿日: 5月14日(日)15時15分15秒

ご無沙汰しております。過去の発言に目を通してみたのですが、ルッツ提督さん、なんだか大変な誤解をしておられるようです。
> 「天体の回転について」
はちょくちょく見かけますが、誤訳で「天球の回転について」とすべきです。
 |N*1の書名についてあれこれ詮索しても意味はない.ただし,矢島訳*2のように『天体の…』とすることはできない。
(高橋憲一/訳・解説『コペルニクス・天球回転論』45ページ)
引用者・註:
*1 『天球の回転について』の初版、ニュルンベルク版のこと。
*2 高橋訳以前に出ていた岩波文庫所収の邦訳、矢島祐利/訳『天体の回転について』岩波書店、1953 のこと。

> コペルニクスが死の直前の1542年に発表した書物です。
細かいことですが、『天球の回転について』が刊行されたのはコペルニクスの「死の直前」らしい1543年のことです。(「らしい」としたのは、私が直接コペルニクスを看取った現場にいたわけではないからです)

> 書いてある内容がキリスト教会の迫害を受ける可能性があるので40年以上も発表をためらっていたと言われています。
コペルニクスは地動説を本にまとめて出版することをためらっていましたが、地動説そのものはその30年以上も前に、今で言う同人誌(手書きコピー本)で発表していました。(ルッツ提督さんのいう「若い頃から本の内容について考えていた」ことですね)
 ですから、市井の人はともかく、天文学者の間では、ポーランド(といっても当時ポーランドという国家はありませんでしたが)のミコワイ・コペルニクとかいう坊さんが地動説を唱えていることは知られていました。そのため、コペルニクスはバチカンから召集を受け、ローマ教皇に自説を披露したといいます。しかも、教皇の側近の一人は、経費はこちら(教会)側でもつから、是非あなたの理論を本にまとめて出版して欲しいとまで言っています。
 ですから、「地動説を唱えること」=「火あぶりにされても仕方のない異端」=「キリストへの反逆」という等式は成り立たないのです。「宗教(キリスト教会)が科学(地動説)を弾圧(ないし迫害)した」というのは、汎バビロニア主義(ヨーロッパにおける文化の全ての源をバニロニアに求めた学説)同様、19世紀に流行った非常に時代遅れの誤った学説なので、一日も早く捨て去って欲しいものです。
 よく、ガリレオが宗教裁判にかけられたことを持ち出す人がいますが、そういう人たちは、彼が霞を食って生きていたとでも考えているんでしょうか。また、彼が論者の間では「(口)ケンカ屋」とアダ名される嫌われ者だったことを知っているんでしょうか。主張の正当性や先見性と人格は別です。

>  コペルニクスは地球が太陽の周囲をまわると考えれば、周転円などという複雑なものを考えなくてもよいことに気付きました。そのことを「天体の回転について」という本に書いたのです。
 ちょっと待ってください。コペルニクスの理論もやはりプトレマイオス説と同じ「周転円説」(真円の組み合わせ)でした。その意味では、コペルニクス説は間違いなのです。

> ただしコペルニクスは考え方を書いただけで、実際に惑星の位置を計算したわけではありません。
 これも勘弁していただきたいです。確かに、コペルニクスは天体観測というものをほとんどしなかったそうです。ケプラーと同じですね。しかし、惑星の位置の計算はしましたよ。天文計算をしなければ理論が生まれるはずもありません。
 地動説の「考え方を書いただけ」なのは、ギリシア時代のサモスのアリスタルコスです。思考の「コペルニクス的転回」を行ったのは、このアリスタルコスの方です。しかし、考え方を出しただけだったので、科学史ではあまり評価されていないのです。なぜなら、それは画期的なことには違いありませんが、哲学であって科学ではないからです。科学なら数字を使えなければなりません。実際に、天体の位置を計算できなければならないのです。コペルニクスが評価されているのは、そのアリスタルコスでは哲学にすぎなかった地動説を科学レベル、それもそれまで支配的だったプトレマイオス説と同等のレベルにまで引き上げたからです。
 よく、コペルニクスの地動説でプトレマイオスの天動説が否定されたとか書いてある本がありますが、コペルニクスによって、ようやく地動説は天動説レベルに追いついてきたのです。でも。この時点ではまだプトレマイオス説にはかないませんでした。なぜなら、プトレマイオス説には豊富な観測データの集積がありますが、コペルニクス説にはそれがないからです。その意味では、コペルニクスは実用レベルの惑星の位置を計算までしなかったといえるかもしれません。
 今、多くの人がOSに WINDOWS を使っていると思います。もし、この WINDOWS とほぼ同じ性能の別のOSが発売されたとして、あなたはすぐそれに飛びつきますか? 当然、その新OSが発表された時点では対応するソフトウェアは僅かしかありません。しかし、WINDOWS に対応したソフトウェアはたくさんあります。そんな感じですね。

> ある程度の概算はしましたが、正確にはやっていないはずです。
 いえいえ、プトレマイオス説の精度程度の正確さで計算を行っていたのです。いくらある程度(肉眼観測レベル)とはいえ、概算などと言うレベルではありません。

> 正確にやっても地球も惑星も円を描いて公転しているという前提では、天動説も地動説でも答えは同じになります。
 そうです。ですから、プトレマイオス説の方が精度が悪かったが、コペルニクス説にしたらピタリと一致したなどというのは事実無根のデタラメなのです。

> 正確な計算は後のケプラーの法則の発見まで16世紀には誰にもできませんでした。
 精度を追求すれば、惑星の運動には摂動(他の天体からの影響)があるわけですから、ケプラー理論でも正確とは言えないということになります。

 地動説/天動説を論じるのであれば、先に掲げた・高橋憲一/訳・解説『コペルニクス・天球回転論』みすず書房、1993は必読です。最近出た、天体物理学者にして天文学史家オーウェン・ギンガーリッチの・O・ギンガーリッチ『誰も読まなかったコペルニクス―科学革命をもたらした本をめぐる書誌学的冒険』早川書房(ハヤカワ・ノンフィクション)、2005も面白いですよ。コペルニクスの『天球の回転について』は難しすぎたので、当時はほとんど読まれなかったというのが定説なのですが、ギンガーリッチは世界各地に散らばっている『天球の回転について』の原書を直接検証してこの定説を鮮やかに覆しています。ギンガーリッチは「と学会」のような「ペトレイウス協会」というお遊び団体を作っています。入会条件は「『天球の回転について』の原書、初版・ニュルンベルク版か第2版・バーゼル版のいずれかを100冊以上に目を通していること」なのであすから、協会員がいかに筋金入りのビブリオ・マニアかが分かろうというものです。
 今、『ダ・ヴィンチ・コード』が話題になっていますが、所詮は作り話に過ぎません。私はそれより、こうしたノン・フィクションのミステリの方が面白く読めます。
 上記2冊は専門書あるいはかなりのマニア向けなので購読をお薦めするものではありませんが、正しい天文学史を知りたいのでしたら、

・K・ファーガソン『宇宙を測る―宇宙の果てに挑んだ天才たち』講談社(ブルーバックス)、2002
が偏見に囚われておらず、お薦めです。また、『ダ・ヴィンチ・コード』の前作に当たる『天使と悪魔』の解説書

・D・バースタイン/A・デ・カイザー/編『天使と悪魔の「真実」』竹書房、2005
は、『天使と悪魔』のどこまでが史実でそこまでがダン・ブラウンの創作なのかを知る上で、ガイドブックとして最適です。『天使と悪魔』を抜きにしても、専門家のインタビューを収録しているので天文学史の概説本としても役立ちます。

 なんだか、ルッツ提督さんに個人に随分からんでしまいました。
 天文学の周辺領域(天文史、占星術、彼らが漠然と「星座」と呼んでいるもの)に対する認識不足は深刻です。日本ではマジで百年以上遅れています。間違った認識では正しい答えは出てきません。

・現代の宇宙論であるビッグ・バン理論や相対性理論ではなく、ルネサンスや古典時代の理論に触れるには天文学史(科学史)だけではダメで、当時の文化や思想(哲学)も理解しなければなりません。
 (ですから私は、科学史に文化史・思想史を勘案して「天文学史」とは言わずに「天文史」としているのです)
・学問(ただし科学ではない)としての占星術 astronomy と趣味・娯楽としての星占い astromancy は別。占星術は、錬金術師でもあったニュートンによって否定され、ハーシェルが発見した新天体が惑星と認定された時点で終わっています。
・野尻抱影以後、日本で「漠然と『星座』と呼ばれている」領域の認識は(停滞ではなく)後退している。誰も研究しないから。
 (英米でも、1980年代の前半までは日本とほとんど変わらない状況でした)
・constellation と asterism と sign は別モノ。違うものをなぜ一律に「星座」と呼んでいるのか? (占星術には「誕生星座」という概念はありません。北斗七星は星座ではないそうですが、その一方で北十字星をはくちょう座の別名としているのはなぜ。またそれだと、北斗とは北極星を挟んで反対側にあるW字形の星の並びは、「カシオペヤ座」と呼ばれているものの星座ではないということになります)

青蛙さま  投稿者:safo  投稿日: 5月15日(月)16時47分20秒

青蛙さんへ
ルッツ提督さんは詩さんへの返答として書いたのだと思われるのですが、「人を見て法を説く」ということが青蛙殿には理解できておられない様子だとお見受けしましたがいかがでしょう
あなたが書くべきことはルッツ提督殿への批判ではなく 詩さんへの返答ではないでしょうか そのおつもりで書かれたのかどうかはわかりませんが、いきなり「なんだか大変な誤解」というのは大変失礼きわまりない物言いだと思うのです。

ルッツ提督さんは以前よりわかりやすく回答を書かれておられるので、今回もそのような主旨にそって多少の間違いがあるにせよ目を瞑って書かれたのではないかと理解しています。
「天体の回転」が「天球の回転」であることはわかりますが、質問が「天体」となっておるのでそのままにされたように思われるし、私ですら以前からコペルニクスが「コメンタリオルス」に発表していた内容も存じていますのにルッツ提督さんがそれを知らないはずもないと考えますが、質問者にそれを書いても回答になるかと問われれば「否」と答えざるをえないとも存じます。
コペルニクスの主張によりパラダイムシフトがおこったことが重要なのだということが主眼であって、重箱の隅をつついて他人を批判し「大変な誤解」といかにもご自分の知識をひけらかすような発言はあまり好ましくないと思います。
「惑星の軌道は楕円だ」と教える教師に「惑星の軌道は摂動を受けているので楕円ではない」とからむ生徒のようで、レベルを考えない滑稽な物言いとしかうつりません。
あとは船長様に委ねたいと存じます。

re: safo さん  投稿者:青蛙  投稿日: 5月17日(水)18時28分48秒

どうも、ご無沙汰しておりました。

> ルッツ提督さんは詩さんへの返答として書いたのだと思われる
まさしく、詩さんへ回答されたものですね。宛名が詩さんになっていますし。

> 「人を見て法を説く」ということが青蛙殿には理解できておられない様子だとお見受けしましたがいかがでしょう
質問者のレベルに合わせて回答する、というのは理解できますよ。しかし、だからといって、間違ったことを書いてよいと言うことにはならないでしょう。

> あなたが書くべきことはルッツ提督殿への批判ではなく
実際に、ルッツ提督さんの回答にコメントしたので「なんだか、ルッツ提督さんに個人に随分からんでしまいました」と書いたんですけど、私はここで「ルッツ提督さん個人の批判」を行ったつもりはありません。だからこそ、ルッツ提督さんの回答とは直接関係のないことにも言及したのです。safo さんには知識のひけらかしに見えたかもしれませんが。

> いきなり「なんだか大変な誤解」というのは大変失礼きわまりない物言いだと思うのです。
でしたら、はっきり「間違っている」と申し上げたほうがよかったのでしょうか。私は、今回の間違いの責任はルッツ提督さんご本人にではなく、別にあると考えています。ですから、ルッツ提督さんに対してはコペルニクス説について「誤解している」と申し上げたのです。

safo さんはご存じないかもしれませんが、私は今回のようなことを、かつて沼尻さんにしたことがありますし、船長さんに対してしたこともあったと思います。

板違いのここに、相互リンク依頼の書き込みが来ています。ここは人気者サイトなんです。それというのも、船長の小田嶋さんが、皆に宇宙や星に親しんでもらおうと、工夫を凝らしたサイト作りをしておられるからだと思います。この板でも、safo さんをはじめ、ルッツ提督さん、沼尻さん、そして船長さんと、分かりやすく丁寧な回答をしてくださるクルーがおられます。だからこそ、皆が気軽に楽しくこの艦隊に乗船できるのではないかと思います。

しかし、扱っているのはあくまで科学です。クルーの皆さんだって、宇宙や星が好きで集まってきたのであって、必ずしも専門家ではありません。それなら、クルーの誰かが間違ったことを言っていたら、「それは違う」と指摘してやるのが僚艦の役割なのではありませんか。

> ルッツ提督さんは以前よりわかりやすく回答を書かれておられる
先にも書きましたけど、ルッツ提督さんだけでなく、ここの常連回答者は皆わかりやすい回答をしておられると思いますよ。だからこそ、ルッツ提督さん個人を攻撃しているつもりはありません。

> 今回もそのような主旨にそって多少の間違いがあるにせよ目を瞑って書かれたのではないかと理解しています。
それでも無視できないと考えたからこそ、コメントしました。

> コペルニクスの主張によりパラダイムシフトがおこったことが重要なのだということが主眼
そうですね。天動説→地動説 のパラダイム・シフトがコペルニクス一個人で瞬間的にはなく、その後300年という長い年月をかけて、たくさんの天文学者によって引き起こされたことが重要なのでしたね。

> 重箱の隅をつついて他人を批判し「大変な誤解」といかにもご自分の知識をひけらかすような発言はあまり好ましくないと思います
そのように受け取られてしまったのは残念ですが、確かに、冒頭のタイトルと出版年、そして末尾の摂動については、特に必要なものではありませんでしたね。これでは「重箱の隅をつついて」いると受け取られても仕方ありませんね。

> あとは船長様に委ねたいと存じます。
そうですね。船長さん、よろしくお願いします。

ご迷惑をおかけしました  投稿者:ルッツ提督  投稿日: 5月19日(金)00時36分51秒

しばらく経って当サイトをみると、なにやら不穏な空気が漂っています。その原因を作ったのがどうやら私らしいと気づいて、あわてて書き込みをいたします。文章として体裁が整っていないことあるかもしれませんことを最初にお詫び申し上げておきます。

青蛙様のご意見に対して
ご批判は甘んじて受けさせていただきます。どのような事情であれ正しい情報に基づかず、書き込んだことを質問者の詩様はじめ読者の方にまずお詫び致します。またsafo様にもご迷惑をおかけしております。

明らかに誤っている点について
Nicolai Copernici Torunensi De Revolutionibus orbium coelestium,Libri Yなる書物が出版されたのは1542年ではなく1543年であること
当該書物の邦題が「天球の回転について」のほうが「天体の回転について」より正確度が高いこと

ただしご指摘の1953年版 矢島祐利/訳『天体の回転について』岩波書店という書物が出版されていて、岩波書店という権威も手伝って「天体・・」が誤訳であるにせよ一定の市民権を得ていることは事実です。誤訳=間違い という切り捨て方はしにくい状況があります。当サイトよりはるかに閲覧者が多いと考えられるWikipediaでも「天体・・」が用いられています。「アメリカ合衆国」は明らかに誤訳であるがそれが定着してしまっているのと似たような事情があると思われます。もちろん修正するにやぶさかではありませんことをお伝えしておきます。
質問者の 詩様の質問内容に「天体・・」とあったため 無批判に「天体」を用いたことは反省したいと思いますが、使ってはいけないというほどのものではないと認識しています。

コペルニクスがいつ地動説に思い至ったのかはわかりませんが、1506年〜1508年までコペルニクスと交流のあったヴァヴジョニッツ・コルヴィンの詩にコペルニクスについての記述があり天文現象を「その隠れた原因とあわせて畏敬すべき原理によって」説明することのできる人物 と紹介しているようなので これ以前に着想した可能性が高いと言われています。いわゆる「コメンタリオルス」が1510年ですからその数年前には地動説の原型はできあがっていたのでしょう。40年の根拠ですが、30年と言われればそれでもかまいません。要するに長期間と表現したかったのですが、正確さを欠きました。

>コペルニクスの理論もやはりプトレマイオス説と同じ「周転円説」(真円の組み合わせ)でした。その意味では、コペルニクス説は間違いなのです。

青蛙様は周転円説=真円の組み合わせ というお考えのようですが(申し訳ありませんがそのようにしか読み取れません)、一般にエピサイクル説(周転円説)といえば地球の周囲をまわる導円の周囲を惑星が従円を描いて回る というのが通説ではないでしょうか? コペルニクス説でも観測事実を説明できないことは彼自身も知っていたようですが、それでも自説を発表したことで、惑星の位置推算が正確にできないことには目をつむったのでしょう。
そして、それを無理に説明するためにコペルニクス説が離心円であることをもってエピサイクルを抜け出せないというのは正しいとは思いますが、導円・従円を廃しているのですから「コペルニクスの理論も・・・「周転円説」」には同意できかねます。周転円には私の理解以外の別の解釈が存在するなら浅学をお詫び致します。

私は当時のヨーロッパ事情に詳しいわけではありませんので、Nicolai Copernici Torunensi De Revolutionibus orbium coelestium出版に際し、オジアンダーによる無署名の「読者諸氏へ・・・」の序文が、キリスト教会からの迫害からの逃げ口上だという説については、一般に流布されていること(コペルニクス自身は出版の時点で迫害など恐れていなかったのだが、周囲は恐れていたということ)のみしか存じません。また1600年のジョルダノ・ブルーノの火刑という事実に影響されていたかもしれません。

青蛙様の最初の文章
>なんだか、ルッツ提督さんに個人に随分からんでしまいました。
safo様への返答
>私は、今回の間違いの責任はルッツ提督さんご本人にではなく、別にあると考えています。

の御発言には矛盾を感じますが・・・これ以上は申しません。
天文学史か天文史はという件につて 他人の御主張に異議を挟むつもりもございません。さらなるご発展をお祈り致します。

re: ご迷惑をおかけしました  投稿者:青蛙  投稿日: 5月21日(日)01時12分52秒

ルッツ提督さん:

 いえいえ、お騒がせしたのはこちらの方です。過分な波風をたててしまい申しわけありませんでした。

> ご批判は甘んじて受けさせていただきます。

 はい、ルッツ提督さんなら是々非々の態度を取っていただけるものと信じておりました。

> 岩波書店という権威も手伝って「天体・・」が誤訳であるにせよ一定の市民権を得ていることは事実です

 えっ、そうだったんですか(ひょっとすると、ルッツ提督さんと私の間にジェネレーション・ギャップがあるのかも)。私もそれまでは、ルッツ提督さんが質問者の詩さんに合わせておられたのと同様、その場その場に合わせており、とりたてて「天体」か「天球」かなんて意識していませんでした。2通りの訳があるのだから、そんなのどっちでもいいんだろう、と。・・・『天球回転論』を読むまでは。そこで訳・解説者の高橋憲一氏による前掲の説明を読み、自分でも訳してみたところ、確かに高橋氏のいうとおりでした。

 岩波と言う権威ある出版社から出ているとか、「ウィキペディア」でもそうなっているからそれに従うというのは、厳しい言い方になりますが、よくありません。私も、高橋氏による新訳に基づいているものの、自分でも訳すなり吟味した上で、「天体の・・・」は誤訳という認識に至ったものです。高橋氏に権威を感じて追従するのであれば、氏が使っている訳名『天球回転論』をそのまま使います。
 "De Revolutionibus . . . " についてはまだ間に合う、皆で気をつけていけば誤った訳名は駆逐できると考えます。

 もちろん、私も杓子定規に間違い=使ってはならないと考えているわけではありません。例えば、オリオン座α星の固有名は「ベテルギウス」といいますが、元の綴りは Betelgeuse です。日本語を含め、どこの国の言葉でもこれを「ベテルギウス」と読むことはできません。それでは日本語読み(ローマ字読み)して「ベテルゲウセ」にすべきかと言えば、以前でしたら「ベテルゲウズ」なんて表記していた人もいましたが、現在ではほぼ例外なく「ベテルギウス」で統一されて(しまって)いるので、これを変更する必要性を感じません。かえって混乱を招くだけでしょう。

 混乱と言えば、うしかい座α星の固有名 Arcturus などは、人によって「アルクトゥルス」「アルクトゥールス」「アルクトウルス」「アークトゥルス」「アークツルス」「アークチュルス」など(今月の『月刊天文』によれば、なんでも13通りあるとか)などと書かれています。各人が各様に好き勝手にふるまっているからです。このような状況は、初学者にとっては混乱させられるだけで好ましくありません。

 一方で、ベテルギウスの語源はアラビア語のイブト・アル・ジャウザーで、「巨人のわきの下」の意味とされることが(圧倒的に)多いのですが、これには承服できません。
 まず、ベテルギウスの語源ですが、アラビア語のヤド・アル・ジャウザーッとするのが最も有力な説です。実際、アラビアではこの星をそう呼んでいました。意味は「ジャウザーッの手」です。ジャウザーッというのはアラビアの古い物語に出て来る人の名前です。イブト・アル・ジャウザーというのは異説に過ぎないのです。なぜなら、アラビアにはそのような星の名前は存在しなかったからです。
 次に、「巨人のわきの下」は誤訳です。巨人というのはオリオン座のアラビア名の一つアル・ヂャッバールの意味になります。ジャウザーッは、前述のように人の名前(固有名詞)です。

> 40年の根拠ですが、30年と言われればそれでもかまいません。要するに長期間と表現したかったのですが、正確さを欠きました。

 いえ、ここは特におかしいわけではありません。言われて初めて気がついたのですが、30年というのは『天球の・・・』の出版年から「コメンタリオルス」の発表年を引いて四捨五入しただけで、深い意味はありません。ルッツ提督さんが「若い頃から本の内容について考えていた」と書かれていますが、それで十分でしょう。

 私が申し上げたかったのは、コペルニクスが『天球の・・・』の出版をためらっていた理由が、「書いてある内容がキリスト教会の迫害を受ける可能性があ」ったからか、という点です。地動説そのものは既に発表してしまっているのですから、「何をいまさら」という感じですね。コペルニクスがそれまで地動説について一切口外していなかった、というのであれば別ですが。
 コペルニクスが教会を意識していたのは確かでしょう。彼の地動説は明らかに『聖書』の記述との食い違いが認められるのですから。(だからこそ、例の「名無しさん」による序文が付け加えられ、プロテスタントのルターから「トンデモさん」=バカ呼ばわりされたわけです)

> 青蛙様は周転円説=真円の組み合わせ というお考えのようですが(申し訳ありませんがそのようにしか読み取れません)、

 まさしくそのとおりです。周転円説(より正しくは「導円−周転円説」)では、天体の軌道は周転円と導円の組み合わせで表現されます。導円・周転円はどちらも真円ですから、「周転円説=真円の組み合わせ」ということになります。

> 一般にエピサイクル説(周転円説)といえば地球の周囲をまわる導円の周囲を惑星が従円を描いて回る というのが通説ではないでしょうか?

 「地球の周囲をまわる導円の周囲を惑星が従円を描いて回る」という箇所がいささか理解できかねます。「導円」も「従円」も deferent の翻訳なのではありませんか? ここは「中心天体の周囲をまわる導円(もしくは従円)の周囲を惑星が周転円を描いて回る」となるのでは。

> コペルニクス説でも観測事実を説明できないことは彼自身も知っていたようですが、それでも自説を発表したことで、惑星の位置推算が正確にできないことには目をつむったのでしょう。

 コペルニクスがどの程度の精度を求めていたのかは私にも存じかねますが、少なくとも『天球の・・・』ではプトレマイオス説と同等レベルの精度にまで引き上げられたのですから、いちおうの及第点は与えていたのではないでしょうか。

> 導円・従円を廃しているのですから「コペルニクスの理論も・・・「周転円説」」には同意できかねます。

 コペルニクス説は、基本的にプトレマイオス説の宇宙中心を地球から太陽へ入れ替えただけのもので、導円(従円)・周転円は保存されています。ですから、コペルニクスの理論も「周転円説」です。
 地動説だとプトレマイオス説の幾つかの円を地球の自転で説明できたので、「コメンタリオルス」では使用周転円数は所期の目的のとおり減らすことができました。『天球の・・・』では「コメンタリオルス」よりも更に使用周転円数が減るはずだったのですが(これはそれまで周転円を使っていたものを離心円で説明したからです)、『アルマゲスト』レベルに精度を上げたところ、減るどころか逆に増えてしまっています。

> Nicolai Copernici Torunensi De Revolutionibus orbium coelestium出版に際し、オジアンダーによる無署名の「読者諸氏へ・・・」の序文が、キリスト教会からの迫害からの逃げ口上だという説については、一般に流布されていること(コペルニクス自身は出版の時点で迫害など恐れていなかったのだが、周囲は恐れていたということ)のみしか存じません。

 「キリスト教会からの迫害」というのは、後のガリレオ裁判やブルーノの焚刑からきたものでしょう。コペルニクスもさすがに「迫害」とまではいかなくても、風当たり(批判)は気にしていたのでしょう。コペルニクスは僧籍にあり、教会の部外者ではないのですから。
 地動説に対するキリスト教会の反応を見てみてください。ニコル・オレームのように(提唱者が肯定的にせよ否定的にせよ)中世に地球の可動性を説いても、教会はこれを封じることしませんでした。コペルニクスに関しても、同人誌「コメンタリオルス」、商業出版物『天球の・・・』のいずれもが滞りなく発行されています。後者は教会の許可まで受けています。ガリレオにしても、天動説に不利で地動説に有利な『星界の報告』ですらなんの障害もなく出すことことができています。

> 青蛙様の最初の文章
> >なんだか、ルッツ提督さんに個人に随分からんでしまいました。
> safo様への返答
> >私は、今回の間違いの責任はルッツ提督さんご本人にではなく、別にあると考えています。
>
> の御発言には矛盾を感じます

 掲示板でなされた発言にレスをつけるという直接の行為として「ルッツ提督さん個人に」からんでしまうことは免れませんでした。これをしなかったら、それこそ板違いの、safo さんが仰るところの「知識のひけらかし」にしかなりません。
 責任の所在について「ルッツ提督さんご本人にではなく別にある」と申し上げたのは、ルッツ提督さんが詩さんに回答するに当たり、あるいは地動説を理解するに当たり、当然何らかの資料に当たったはずです。私は、今回の誤解の原因はその「ルッツ提督さんが参考にした資料(の著者)」にあると考えているのです。

 天文雑誌『月刊 星ナビ』6月号の、金井三男氏の「こだわり天文夜」ではエラトステネスについて触れられています。地球の大きさを科学的に測った人ですね。その記事自体に問題はないのですが、最後に、

 |注5 英語でトロピック・オブ・キャンサー(かに座の
 |回帰線)という。夏至の日に太陽が頭上に来る場所を
 |連ねて描ける地図上の線のこと。現在の夏至点が、か
 |に座にあるので、この呼び名がある。南回帰線は、冬
 |至点の所在地のやぎ座にちなみ、トロピック・オブ・カ
 |プリコーン (やぎ座の回帰線) という。

とあります。筆者の金井氏はプラネタリウム解説員で、後輩の指導に当たっておられるのだそうです。そういった立場の人がこんな有様では困るのです。
 言うまでもないことですが、現在の夏至点は(かに座ではなく)「ふたご座」に、冬至点は(やぎ座ではなく)「いて座」にあります。「かに座の回帰線」「やぎ座の回帰線」も、当然、誤訳です。

追記  投稿者:青蛙  投稿日: 5月21日(日)01時21分29秒

コペルニクスの著書 "Nicolai Copernici Torinensis: De Revoltionibus Orbium Coelestium, Libri VI" の邦訳題名についてググってみました。(ググる=Google で検索する)

  ・
天球の回転について……約 359 件
  ・
天体の回転について……約 314 件
  ・
天球回転論………………約 194 件

すると、『天球の回転について』と『天体の回転について』とがほぼ同数であることがわかります。これだけで一概には言えないのですが、『天体の回転について』が主流だった時代は過ぎ去ったのではないかと思われます。しかし、ともに300件程度とは、ちょっと少なくはないですかね。
 『天球回転論』が200件近くあったのにはびっくりしました。

 それから、「ウィキペディア」を見て来ました。まだ『天球の回転について』ないし『天体の回転について』の項目はないようです。
「地動説」の項目では『天体の回転について』ですが、「ニコラウス・コペルニクス」の項目では『天球の回転について』となっていて統一されていません。「ウィキペディア」では執筆者が複数いて事実上編集者がいないのですから、しかたがありませんね。

 また、
「地動説」の項目では地動説がキリスト教に迫害されたかについて、両論併記の形で書かれているので参考になりますね。ノート(執筆者の但し書き)と併せてお読みください。
 ただこのページ、執筆者の意向が強く出ている傾向にあります。参考文献が掲げられていれば検証できるのですが、されていないのでちょっとアブナイです。書き手の主張を反映され具合では、私の書き込みもこの項目の執筆者と同じくらいのレベルだと思いますが、私の場合、自分の主張が一人歩きしないように、検証できるソースを掲げているわけです。
 文中でも、懐中時計(クロノメーター)の実用化は大航海時代とは時代が違うとか、この執筆者が星表(star catalogue)と天文表(astronomical tables)を混同しているところなども気になります。

宇宙の未来とボールの運動  投稿者:あきんど  投稿日: 1月14日(土)10時55分12秒

初めまして!
大学のレポート作成のためにネットで調べていてこの掲示板にたどりつきました。。
去年からずっと調べたうえに、こちらの掲示板の過去の履歴を拝見してもどうしても分からないことがあるのですが、教えて頂けますか?

1.宇宙の未来を地上から上空に投げ上げたボールの運動との類似性について
2.仮に太陽が同じ質量を持つブラックホールになったとすれば、地球の運動はどのような影響を受けるだろうか?

以上、宜しくお願いいたします!

RE:宇宙の未来とボールの運動  投稿者:船長  投稿日: 1月16日(月)01時05分9秒

TO:あきんどさん
>1.宇宙の未来を地上から・・・・・
ちょっと意味がよく解りませんが、宇宙は今膨張していると言われますが、このまま膨張を続けるのか?収縮に転じるのか議論の別れるところです。
上空に投げ上げたボールの運動との類似性と聞かれますと、ボールは脱出速度を超え宇宙の彼方に飛び去るのか、はたまた脱出速度を超えることが出来ず地上に落下してしまうのかと言うことでしょうか?宇宙の未来を考える時、脱出速度に相当するのが見えない質量ダークマターの存在が大きく関わってきます。


>2.仮に太陽が同じ質量を持つブラックホール・・・・
現実的には太陽くらいの星はブラックホールなることは、科学的にはないと言われています仮定ですのでお答えいたします。
太陽が同じ位置でブラックホールになったとしても質量の変化がないので、地球を含め太陽系の惑星の運動はニュートンの運動方程式がそのまま適用され、今と変わらない結果になります。

RE:宇宙の未来とボールの運動  投稿者:あきんど  投稿日: 1月16日(月)20時56分6秒

船長さんご回答ありがとうございます。
1.は「宇宙の未来を地上から上空に投げ上げたボールの運動との類似性について議論しろ。」が全文でした。なので船長さんのおっしゃるとおり、脱出速度を超えるか超えないかということになるのでしょうか?
2.なるほどです。助かりました!

星座が知りたいです。  投稿者:金澤  投稿日: 1月11日(水)17時12分14秒

ブラックシと言う星座はありますか??ギリシャ神話の人名ですか??色々調べても解りません。教えてください。

RE:星座が知りたいです  投稿者:船長  投稿日: 1月16日(月)01時05分9秒

TO:金澤 さん
>ブラックシと言う星座はありますか??
星座にも、星の固有名でも聞いたことありません、ギリシャ神話ではプラークシテレースという彫刻家は出てきます。
紀元前4世紀の彫刻家で神話に登場するヘルメス、エロース(キューピット)神像を刻んだと言われます。

ダークマター  投稿者:宇宙ホール  投稿日: 1月10日(火)10時37分59秒

はじめまして。気になることがあるので教えて下さい。
目に見えないダークマターの存在は何によって知ることができるんですか?

re:ダークマター  投稿者:safo  投稿日: 1月10日(火)17時30分24秒

もともとは銀河の恒星が銀河系中心を公転する速度が理屈に合わないことからわかってきたことですな。
太陽系なら太陽から遠い惑星は非常にゆっくり公転するが、実際の銀河系の恒星の公転速度は銀河中心から離れても、予想ほど遅くならない。つまり見えている星だけだとずいぶん銀河の外寄りにあると思われる恒星でも予想以上に速く動く、銀河系自体の質量が見えている星(光を出す星)の総量の何倍もあると仮定しなければ公転速度の差を説明できないことがわかってきた。また球状星団の運動も銀河の質量がもっと大きいと考えると説明することができるから 見えない物質=ダークマター があると考えられた。
その後 銀河の立体分布を知ることができるようになると、銀河のたくさんあるところや空洞の部分が発見され、それらが成立するためにもダークマターがないと説明がつかないこと 宇宙の膨張速度を見積もる上でも電磁波では見えないが重力だけは発生するダークマターの存在が不可欠になったというわけじゃな、見える物質は褐色矮星やブラックホールも含めて全体の10%程度といわれておるな。残りの90%は何でそな わしも知りたいと思うとります。

公転周期について  投稿者:るツクヨミん  投稿日: 1月 5日(木)17時31分31秒

はじめまして、るツクヨミんです。
今、小学校の理科で「宇宙の中の地球」の学習をしています。
地球と惑星の公転周期について、「一度接近してからもう一度接近するまでに何年かかるか」を求めるための公式はありますか?あったら、教えてください。

re:公転周期について  投稿者:ルッツ提督  投稿日: 1月 9日(月)23時48分47秒

はじめまして るツクヨミん様
まず地球の公転周期をE、惑星の公転周期をPとします。両者が接近してから次ぎに接近するまでを会合周期といいます。会合周期をSとすれば
地球より内側の惑星の場合
1/S=1/P−1/E  (1)
地球より外側の惑星の場合
1/S=1/E−1/P  (2)
で表すことができます。単位は年でも日でもかまいませんが年なら年、日なら日でそろえます。
たとえば火星と地球の関係を求めてみましょう
火星は外惑星(地球より外側)ですから(2)の式を変形して
S=ES/(P−E)です
地球の公転周期を1年 火星の公転周期を1.88年とすると
S=1×1.88÷(1.88−1)=1.88÷0.88=2.14年となります。