太陽系衛星と小惑星の名前の由来 

 

紹介しきれない花にまつわる神話、小惑星になった女神達、トロイア戦争のページへジャンプ出来ます。

火星にあなたの名前を送ってみませんか!
水 星 金 星 火 星 小惑星 木 星 土 星 天王星 海王星 冥王星 彗 星
MERCURY VENUS MOON MARS ASTEROID JUPITER SATURN URANUS NEPYUNE PLUTO COMETS

このページでは太陽系惑星の衛星達の、名前の由来と神話を簡単にまとめました。


火 星
(MARS)
フォボス
(Phobos)
軍神アレースの子「不安の意」で、元は「敗走・潰走」を意味するようです。
  ダイモス
(Deimos)
軍神アレースの子「恐怖の意」
小惑星   たくさんある小惑星は小惑星トロイア戦争のページで紹介します。
木 星
(JUPITER)
メチス
(Metisi)
「知恵の意」オケアノスの娘の一人で、ゼウスの最初の妻で良き協力者です。オケアノスの娘はオーケアニデスと呼ばれ3千人いると言われます。
  アドラステア
(Adrastea)
大神ゼウスが幼児期にクレタ島で過ごした時の乳母の一人です。土地の王メリッセウスの娘と言われています。
  アマルテア
(Amalthea)
ゼウスの乳母と言われています。クレタ島のニンフで牝山羊アマルテアは、大地、水等の養育力の象徴であったとのことです。
  テーベ
(Thebe)
ニュクテウスの娘アンティオペーが大神ゼウスの子アンピーオンとゼートスの双子を生みます、このゼートスが娶ったのがテーベです。地名カドメイアがテーバイと改名される。テーバイの伝説。
  イオ
(io)
ギリシャ、アルゴスを流れるイーナコス川がある、この国を治める王もイーナコスでその娘イーオーである、彼女は大神ゼウスの正妻ヘーラーの社の巫女であったが、大神ゼウスの愛人になったのを女神ヘーラーが妬み牝牛に変えられ、全身に目のあるアルゴスに見張られるが、後に伝令神ヘルメスに助けられる。
  エウロパ
(Europa)
イーオーの孫娘リビュアーと海洋神ポセイドンの子にベーロスとアゲノールがいます。このアゲノールがフェニキアでもうけた娘がエウロパです。ゼウスの化した雪のように白い牡牛の背に乗せらクレタ島まで連れて行かれます。ヨーロッパ大陸の語源。
  ガニメデ
(Ganymede)
ゼウスとヘラの娘に青春の女神ヘーベーがいます、彼女がもっぱらオリンポス山の神々の饗宴のおりガニュメデスらと給仕の役をを務め、ガニュメーダーと呼ばれました。青春とその美、華やかな若さの喜びの象徴です。
  カリスト
(Callisto)
アルカデアの山野を馳せ狩りを楽しみ、女神アルテミスの寵愛を受けていた少女がいました、カリストーです。後にゼウスの愛人になり女神アルテミスの怒りをかうことになり、また嫉妬深い女神ヘーラにより牝熊に変えられてしまいます。その息子アルカスとともに星座に上げられるのは息子アルカスが15歳の時でした。
  レダ
(Leda)
ゼウスが白鳥に変身し愛を結んだと言われる女性で、レダの生んだはくちょうの卵から生まれたのが、双子座のカストルとポルックス(ポリュディケス)です。この時のゼウスの変身した白鳥は、夏の夜空を羽ばたくはくちょう座です。トロイア戦争に関係するヘレネー、クリュタイメーストラーもレダの娘です。
  ヒマリア
(Himalia)
ロードス島のニンフ?。
  リシテア
(Lysithea)
テチュスとの間にいる3000人もいるオケアノスの娘達「オケアニデス」の一人か?
  エララ
(Elara)
ゼウスとの間に巨人ティテュオスを生む?。ティテュオスはアルテミス女神、アポロンの両神の母レトーに手を出そうとして、アポロンに退治され、いまは冥府の底タルタロスで地獄の責め苦(二羽の鷲に肝臓をついばまれる)を味わっている。
  アナンケ
(Ananke)
 
  カルメ
(Carme)
クレタ島の守り神、漁業と狩猟の女神ブリトマルティスの母親であるか?
ブリトマルティスはクレタ島の少女で弓矢に長けていた、ある日ミーノース王の執拗な恋のため、断崖から身を投じます、幸いにも下の海には猟師の網があり助かったのです。アルテミス女神崇拝へと吸収されたものです。
  パシファエ
(Pasiphae)
クレタ島のミノス王の妃です。ミノス王の欲ためにポセイドンの怒りが報復として、パシファエに道ならぬ恋を起こされる、それは美しい牡牛に恋すること、そして王妃パシファエは半人半牛のミーノータウロスを生みました。
  シノーペ
(Sinope)
ゼウスの愛を拒んだ女性でゼウスが、「ひとつだけ希望を叶えてあげよう」と聞いたところ、永遠に処女でいたいと言ったと伝えられる。さしものゼウスも一度言った事は必ず守らなければならない神々の掟を破ることは出来ず、さぞ後悔したことだろう。
    1999年発見:S/1999 J1
    2000年発見:S/2000 J1、S/2000 J2からJ11までの11個
土 星
(SATURN)
パーン
(Pan)
オリンポスの12神であり、伝令神のヘルメスは6日で若者になった、おませなヘルメスは羊飼いの少女を好きになりとうとう子供まで生まれました。生まれた子はと言うと、足は山羊の足、頭に山羊の角がはえ、あごには白く長いひげが生えていた、よく笑い、朗らかで、廻りを楽しくさせる子だ、その子はオリンポスでパーンと名付けられた。パーンはアルカジアでシリンクス(あしの草笛)を吹きながら家畜の番をして楽しく暮らしました。
  アトラス
(Atlas)
イーアペトスとクリュメネーの子でプロメテウス、エピメテウスと兄弟です。天空を支える者です。娘にすばるのプレアデスの乙女達がいます。
  プロメテウス
(Prometheus)
アトラスと兄弟で、人間の創造者であり、火を使うことを人間に教え、大神ゼウスの罰をうけることになります。プロメテウス「先に考える」の意で、弟のエピメテウスは「後に考える」の意です。
  パンドラ
(Pandora)
プロメテウスが人間に火を与えた償いとして、ゼウスが人間に贈ったのはヘパイストスに粘土で作らした美しい乙女です。その名をパンドラと名付けエピメテウスの元へ。そしてパンドラは、大神ゼウス、女神アテナ、女神アフロディテー、ヘパイストス等からの贈り物の箱を持ってきました。これが「パンドラーの箱」です。
  エピメテウス
(Epimetheus)
プロメテウスは弟エピメテウスにゼウスからの贈り物は受け取ってはならぬと固く言われていましたが、パンドラの美しさに、そんな事は忘れてしまいました。とうとうある日パンドラにせがまれ箱を開けてしまいます、出てきたのは、病気、災害など数かぎりない災いです。慌てて蓋をした箱には、希望が残っていたのです。希望はプロメテウスが入れたとも伝えられています。
  ヤヌス
(Janus)
ローマ神話における、戸口の守り神、物事の開始の神で双面神。
  ミマス
(Mimas)
巨人族ギガンテスと呼ばれ、ゼウスがポセイドン、アポローン、アテーナ、ヘラクレス(人間)等兄弟達と一緒に戦い、打ち負かした相手の巨人族です。
  エンケラドース
(Enceladus)
ミマスと共にゼウスに敗れた巨人族です。エンケラドースは逃げるところを女神アテーナーに捕まりシチリア島に投げつけられたという。
  ティテュス
(Tethys)
ガイア「大地」とウーラノスの子で、オケアノス、イーアペトス、クロノス、レイアー、テミス等と兄弟姉妹です。ゼウスの叔母にあたる。ティテュスはオケアノスと結婚し女神ヘーラーを養育したとも言われています。
  テレスト
(Telesto)
 
  カリプソ
(Calypso)
オーギュギエー島でひとりで暮らしていたアトラスの娘の女神カリプソーです。トロイア戦争後、オデュッセウスが10年も漂流した時このカリプソーのもとで7年を過ごしています。
  ディオーネ
(Dione)
ガイア「大地」の娘。ゼウスとの間にアプロディテーを生んでいるとの説も。トロイア戦争の折、愛と美の女神アプロディテーがギリシャ方のディオメーデスの槍で突かれ、オリンポス山に逃げ帰り、母のディオーネの膝で泣いたという。
  ヘレネ
(Helene)
スパルタ王メネラオスの妃でトロイア戦争の原因になった王妃です。レダの娘でクリュタイムネストラーと姉妹です。
  レア
(Rhea)
ウラノス「天空」とガイアの子供で、ティターン一族。テミス(法・掟)、テティス、レアー、アトラス、プロメテウス、ムネーモシュネ(記憶)等と兄妹です。
  タイタン
(Titan)
ウラノス「天空」とガイアの子供たちのことをティターン(英語読みタイタン)の一族と呼びます。クロノスを始め、オケアノス、イアペトス、テミス(法・掟)、テティス、レアー、アトラス、プロメテウス、ムネーモシュネ(記憶)等。
  ハイペリオン
(Hyperion)
ウラノスとガイアの子供でテイターンの一族です。クロノスを始め、オケアノス、イアペトス、テミス(法・掟)、テティス、レアー、アトラス、プロメテウス、ムネーモシュネ(記憶)等。
  イアペトス
(Iapetus)
ウラノスとガイアの子供でテイターンの一族です。妻はオケアニデスのアシアーともクリュメネー(一説では、テミスとも)とも言われ、アトラース、プロメテウス、エピメテウス、メノイティオスを儲けています。
  フェーベ
(Phoebe)
ゼウスと正妻ヘーラーの娘で「若さの女神」とされ神話では際立った活躍が無く、ガニュメデスらとオリンポスで饗宴の給仕役などをしていたようです。彼女は青春と若さの象徴でした兄姉にアレース「戦の神」とエイレイテュイア「お産を司どる女神」がいます。アルテミスの異称とも言われる。
    2000年発見S/2000 S1〜S/2000 S7、S/2000 S8、S/2000 S9、S/2000 S10、S/2000 S12の認識符号が付けられています
天王星
(URANUS)
ロザリンド
(Rosalind)
シェイクスピアの「お気に召すまま」に登場するヒロイン追放された公爵の娘。アーデンの森が舞台男装したロザリンドが従妹が・・・・・・・・・・4組の恋人達の結婚
  ベリンダ
(Belinda)
アレグザンダー・ポープの「毛房盗み」に登場する四大精霊に守られた絶世の美女ヒロインなそうです。
  パック
(Puck)
シェイクスピアの「夏の夜の夢」に登場するいたずら好きな妖精。妖精パックのいたずらでアテネの森で繰り広げられる一夜の恋の大騒動物語が「夏の夜の夢」です。
  ミランダ
(Miranda)
シェイクスピアの「テンペスト(大嵐)」に登場する追放されたミラノ大公プロスペローの娘。孤島に流された父娘、魔術で嵐を起こすが・・・・・・・。
  アリエル
(Ariel)
シェイクスピアの「テンペスト」に登場する空気の精です。
  ウンブリエル
(Umbriel)
アレグザンダー・ポープの「毛房盗み」に登場するそうです。
  チタニア
(Titania)
シェイクスピアの「夏の夜の夢」に登場する妖精の女王。
  オベロン
(Oberon)
シェイクスピアの「夏の夜の夢」に登場する妖精の王。
  コーデリア
(Cordelia)
シェイクスピアの「リア王」に登場するリア王の娘三女。老いても君臨しようとするリア王の悲劇
  オフェーリア
(Ophelia)
シェイクスピアの「ハムレット」に登場するポローニアスの娘。亡霊から復讐を託されたハムレット、恋人オフェーリア
  ビアンカ
(Bianca)
シェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」に登場する資産家バプティスタの娘、じゃじゃ馬娘自由奔放なカタリーナ妹。
  クレシダ
(Cressida)
トロイア戦争の折のギリシア方占い師カルカースの娘。シェイクスピアの「トロイラスとクレシダ」に登場する。トロイの王子トロイラスとクレシダ敵対する国の二人の愛は・・・・・・・・・・??????。
  デステモーナ
(Desdemona)
シェイクスピアの「オセロー」に登場するブラバンショーの娘、オセローの妻。部下のイアーゴーの策略で最愛の妻に嫉妬を抱きオセローは妻を殺し自らも・・・・・・・・・・・・・・・・・。
  ジュリエット
(Juliet)
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に登場する悲劇のヒロイン。運命の出会いと勘違いで死へと突き進む恋愛悲劇、死なずにすんだはずの二人は何故・・・・・・。?????
  ポーシャ
(Portia)
シェイクスピアの「ヴェニスの商人」に登場するベルモントの女相続人。若い二人の恋の行方と判決は・・・・・?。
  キャリバン
(Caliban)
シェイクスピアの「テンペスト」に登場する魔女シコラックスの息子で怪物キャリバンです。
  シコラックス
(Sycorax)
シェイクスピアの「テンペスト」に登場する魔女です
  プロスペロー
(Prospero)
シェイクスピアの「テンペスト」に登場するミラノ大公、娘にミランダ、怪物キャリバンを召使いにしている。
  セテボス
(Setebos)
シコラックス、キャリバンが崇拝する神
  ステファーノ
(Stehano)
シェイクスピアの「テンペスト」に登場する難破船の酒好きの料理人
  1986U10 NASAのボイジャー2号探査機が撮った画像を調べていて発見された
海王星
(NEPTUNE)
ナイアド
(Naiad)
ナイアデス(Naiades)は、川や湖、のニンフ達のことをいいます。ペルセウスがゴルゴンを退治に行った時、切り取ったメドウゥサの首を入れる袋を用意してくれたのが彼女です。
  タラッサ
(Thalassa)
ギリシャ語で「海」の意。
  デスポイナ
(Despina)
デスポイナはデメーテルがポセイドンと仲直りをした際にうまれたニンフの事です。(女性の君主の意味がありコレーの称号でもあったようです)
ちなみに、デスポイナの兄弟は神馬のアリーオーンですが、アリーオーンはポセイドンがエリーニュエス(復讐のの女神達)の一人に産ませ、コプレウス王に与えられ、ヘラークレースに渡った。
  ガラテア
(Galatea)
ネレイス(海の妖精達ニンフ)そのうちの一人がガラテアです。
キプロス島の王ピグマリオンは彫刻が好きな若者です、自分の刻んだ女性の像を愛し、そのため苦しみますが、ピグマリオンの一途な愛を憐れんだのだろうか、愛と美の女神アフロデティーがこの大理石の像に生命を与えたのです。そして結婚することができました、その妻の名はガラテア。
  ラリッサ
(Larissa)
カラスの告げ口で太陽神アポロンに殺された、娘コロニスの父プレギュアースが治めていた国が、テッサリアはラリッサ(地名)という所でした。
  プロテウス
(Proteus)
プロテウスは姿を自由に変えることができ、ポセイドンの従者となっている。海の老人のひとりで、他にポルキュス、ネレウスなどで、変化の術を得意とする。
  トリトン
(Triton)
トリトンは、ポセイドンとオケアノスの娘アンフィトリテとの間にできた子供で、下半身は魚で上半身は人間の、穏やかな日和の海に浮かび上がり、大きなほら貝を吹く名人です。
  ネレイド
(Nereid)
ポントス(海)とガイア(大地)のあいだに生まれた海神にネレウス(海の老人)がいます、彼はオケアノスの娘ドリスを妻にし、ネレイス(海の妖精達ニンフ)と名付けられた50人の娘をもうけました。海のニンフのこと。複数形はネレイデス(Nereides)で、海の老人ネレウスの娘たちという意味。ポセイドンの妻アンピトリテもネレイデスのひとり。
冥王星
(PLUTO)
カロン
(Charon)
カロンはギリシャ神話で三途の川の渡し守です。オルフェウスとエウリュディケの悲しい神話には涙が流れる、もう一度渡してあげて!。私達地球人はこれより先は踏み込んではいけない領域なのかもしれません
     
カイパーベルト天体   200141998 WW31に衛星があることが確認されました。
2001年8月、小惑星2001 QT297が発見、連星であることも確認された。