栗田氏 | 田村氏 | 沼尻氏 | ||
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輪廻転生を繰り返した星達は今私達を夜空の彼方に誘う
満天に形づくる星座の星々には、バイヤー符号とフラムステード番号が組織的に付けられています。バイヤー符号は、各星座の明るい星から順にα・β・γ・δ・・・・・ω(24番目)以後はアルファベットの小文字を用いるのが原則のようです、一方フラムステード番号も明るい順に数字で1番星・2番星・3番星・・・・・・・・と付けられていますが順番は必ずしも一致しません、これは命名組織が全く違うためで、一方の符号の付いていないのもありますが、このホームページでは、バイヤー符号を優先して使用しています。
また、星々にはギリシャ語、ラテン語などが変化したロマン溢れる個有名が付けられ、数千年も昔から、夜空の星々は星座とともに人々の生活に大きく関わってきたことを偲ばせてくれます。
全天一の輝星シリウスを筆頭に、恒星の輝きも永遠ではありません、誕生して最期を迎えるまで水素燃料のある限り何億年もの時を輝き、そして衰え最後は、白色わい星になり宇宙空間にひっそりと漂うもの、また超新星爆発を起こし次世代の星の誕生のために身を捧げるもの、またあるものは、ブラックホールと化し暗黒の宇宙空間の怪物として宇宙に潜むもの、このように星の一生はその星の質量により大きく違いますが、私達は今、恒星のその長い一生の幼年期の星、青年期の星、老年期の星のほんの一瞬の輝きを見ているのです、我が生命の源、太陽の寿命は100億年、現在の年齢は46億歳で働き盛りの壮年期の星です。
栗田氏撮影 詳細情報はこちら 上左から蠍座・獅子座・双子座・乙女座 12星座スライド表示 |
乙女座は豊穣の女神デメテルの娘,ペルセフォネの姿です。月の女神アルテミスの娘で正義の女神アストレイアの姿とも言われます。”金の時代”と言われた太古、神と人間は地上で野山の果実を自由に食べ平和に暮らしていましたが、”銀の時代”になると収穫の分配をめぐり人々の間に争いが起きるようになり、神々は一人また一人と天に昇りますが、アストレイアは人間に正義を教えるため地上に残ります。しかし”銅の時代”になり人間の間に争いが増し、アストレイアの言う事を聞こうとする者がいなくなり、ついには妹のアイドス(慈悲の女神)とともに、地上を去り、天に上り星座になったと言われています。四季の移り変わりを感じさせる乙女座は、冥界の神ハデスの妻、ペルセフォネの神話の方がぴったりします。 |
星々を訪ねる前に宇宙空間の距離感を体感してみましょう。 | |
100km | 埼玉県大宮市から東北自動車で栃木県宇都宮インターまで |
1000km | 東京から鹿児島まで約1000キロ |
1万km | 宇宙船の窓から1万2750キロの直径の地球が丸みをおびて見える |
10万km | 丸い地球を写真に収めることができるが、38万キロ先の月はまだ遠い |
100万km | 宇宙船は金星へと向い、この辺で地球を回る月の楕円軌道を一枚の写真に収めることができた。 |
1千万km | 地球が太陽を回る軌道半径は1億5千万キロ(1天文単位)だからまだ15分の1だ。 |
1億km | 水星が太陽を周る軌道まで来たことになる、太陽、水星、金星を一枚の写真に収めるとちょうど1億キロメートル強となる。 |
10億km | 1辺10億キロの写真には、太陽を中心に軌道半径1.5AUの火星の軌道とその外側の無数の小惑星帯まで収まる。 |
100億km | 1辺100億キロの写真では、太陽系最遠の冥王星(軌道半径39.5AU59億キロ)までがほぼ収まる。 ちょうどこの距離は、1977年に打ち上げられた惑星探査機ボイジャー1号が最遠の人口天体となり永遠に帰ることのない孤独な飛行(時速6万km)を続けている距離(70AU104億キロ)です、光でも9時間30分もかかる。太陽風と恒星風が入れ替わるヘリオポーズ(100AU)までは、あと30年はかかります。 |
1000億km | このフレームで太陽を中心に写真を撮ると、太陽は点になり外惑星の軌道はかろうじて丸く書けるかも知れないが、更に海王星の軌道の外側に2億個の彗星が眠ると言われるカイパーベルト(直径300億キロ)が写る。 |
1兆km | このフレームの写真には、中心にカイパーベルトが丸く小さく写るだけで、あとは暗黒の宇宙空間だ!光速でもほぼ40日はかかる、突然暗黒の物体に出くわす、オールトの雲から飛び出した彗星だろうか、恒星風の影響が無いのか尾が無い。 |
10兆km1光年 | とうとう1光年(9兆4605億キロ63240AU)のフレームだ、1兆個の彗星の予備軍が氷点下百数十度で眠っているオールトの雲が太陽系を大きく取り巻いている、と言っても星と言えば太陽がひとつ輝いているだけです。 |
10光年 | 10光年のフレームにやっと写った星は、ケンタウルスα星(4.3光年)、おおいぬ座の一等星シリウス(8.7光年)でした。3次元的に見ると11個の恒星が写る。 |
100光年 | 100光年のフレームには、こと座の一等星ベガ(26.5光年)、平均5光年の空間を持った星々が500個程写る。 |
1000光年 | 1000光年のフレームには、私達が肉眼で星空を仰いだ時、見える星座ひとつを写真大に切り取ったとすると、だいたい1000光年のフレームだろうか。 |
1万光年 | 1万光年、もうすぐ天の川銀河の中心部が見える頃、このへんが遠距離恋愛の可能な限界距離です。 |
10万光年 | 10万光年のフレームには、我が銀河系がちょうど一枚の写真に収まり、そこには太陽をはじめ2000億個の星が散りばめられている。 |
100万光年 | 100万光年のフレームには、我が天の川銀河のお供大・小マゼラン星雲がそれぞれ16、20万光年の位置に映し出されます。数十億年後には合体してしまう。 |
1000万光年 | 1000万光年のフレームには、局部銀河群が写り230万光年の隣のアンドロメダ銀河やM33、ちょうこく室座の銀河NGC253などが入ってくる。 |
1億光年 | 1億光年のフレームには、深宇宙の5千万光年の乙女座超銀河団を映し出すことができ、その他いくつかの銀河団と多数の銀河群が入る。 |
10億光年 | 10億光年のフレームには、約3億光年の位置に、局部超銀河団が連なったグレートウォールが写る。 |
100億光年 | 100億光年のフレームには、不思議な天体が写った、これをクエーサーと名付けた。宇宙が誕生して100億年とも150億年とも言われます、100億光年先を私達が観たとしても、それは100億年前の姿なのです、今はその天体は存在したとして宇宙の果てを限りなく光速に近い速度で遠ざかっていて決して観ることはできないでしょう。 |