全天88星座の特長と探し方

グレートディパー リトルディパー 春の大曲線 春の夫婦星 春の大三角形
スモールスタークラウド 春のダイヤモンド 冬の大三角形 冬のダイヤモンド コールサック
北斗七星 南斗六星 サザンポインターズ 秋の大四辺形 夏の大三角形
ミルクディパー 三ツ矢 ししの大鎌 ガーネットスター クリムゾンスター

その他の全天88星座  黄道12星座はこちら

この文字色の星座は日本で見えません
黄道12星座 こぐま座 おおぐま座 こと座 わし座 はくちょう座
りゅう座 カシオペア座 ペガスス座 アンドロメダ座 オリオン座 ケンタウルス座
へび使い座 ヘラクレス座 ペルセウス座 こじし座 うみへび座 うしかい座
くじら座 やまねこ座 ろくぶんぎ座 からす座 コップ座 ポンプ座
かんむり座 つる座 ほうおう座 ちょうこくしつ座 ろ座 みなみのかんむり座
たて座 や座 いるか座 こぎつね座 ケフェウス座 とかげ座
けんびきょう座 こうま座 みなみのうお座 おおかみ座 はえ座 はちぶんぎ座
ふうちょう座 コンパス座 みなみのさんかく座 じょうぎ座 さいだん座 くじゃく座
ぼうえんきょう座 インディアン座 きょしちょう座 かみのけ座 エリダヌス座 らしんばん座
レチクル座 とけい座 かじき座 テーブルさん座 りゅうこつ座 ほ座
カメレオン座 とびうお座 みずへび座 がか座 ちょうこくぐ座 へび座
りょうけん座 さんかく座 みなみじゅうじ座 ぎょしゃ座 おおいぬ座 はと座
きりん座 うさぎ座 こいぬ座 いっかくじゅう座 とも座  
           
プレセベ星団 M13 干潟星雲 アンドロメダ大銀河 M33 プレヤデス星団
ヒヤデス星団 オリオン大星雲 オメガ星団 イータカリーナ星雲 大・小マゼラン星雲 星団・星雲一覧

 

紹介しきれない、花とギリシャ神話、衛星の名前と由来、トロイア戦争のページへジャンプ出来ます。

ぎょしゃ座(Auriga) 神話 戻る

ペルセウス座の東側に位置し天の川にそって、一等星カペラと五角形をつくる星々が目印です。カペラは一等星の中で天の北極に最も近い星です。
このカペラの近くに謎の星と言われていたε星があります。このε星はおたがいの回りを周りあう連星です。
五角形の右下の二等星は、牡牛座のβ星になります。
この星座には、一列に並んだ散開星団M36、M37、M38があります。

きりん座(Camel opar dalis) 戻る

この星座は、ぎょしゃ、おおぐま、こぐま、カシオペア、ペルセウス座に囲まれたところに位置する大きな星座ですが、明るい星が無くたどるのが厄介な星座です。

いるか座(Delphinus) 神話 戻る TOP

わし座のアルタイルの北東に、四個の星がひし形をつくり、南へ二個星が並んでいる小さな星座が、いるか座です。四等星、五等星の星だけですが空が澄んでいる時は、けっこう目立ちます。

や 座・こぎつね座・こうま座(Sagitta・Vulpecula・Equuleus) 神話 戻る TOP

や座、こぎつね座は、四等星、五等星の星からなり、ちょっと見つけにくいと思います。位置はわし座とはくちょう座の間にあります。
こうま座は、いるか座の下の方に位置し、四等星以下の星で形造られる全天で二番目に小さい星座です

こぐま座(UrsaMinor) 戻る TOP

北斗七星から北極星を探して下さい、その北極星がこぐま座の二等星α星で、小さなひしゃくの柄の先にあたります。北斗七星と向かい合うように並んでいます。α星の距離は800光年
英語名で北斗七星を
グレートディパー(大びしゃく)、こぐま座をリトルディパー(小びしゃく)とも呼ばれています。

やまねこ座・こじし座(lynx・LeoMinor) 戻る TOP

やまねこ座は、ぎょしゃ、北斗七星、双子、かに座の各星座に囲まれた、三等星以下の星で出来ている目立たない星座です。
こじし座は、獅子座の頭部と北斗七星のひしゃく部分の間に位置する暗い星座です。

うしかい座(Bootes) 戻る TOP

北斗七星の柄を曲がり具合に沿って伸ばしていくと、うしかい座の一等星アークトゥルスを見つけることが出来ます。(さらに先はおとめ座のスピカ)アークトゥルス(熊の番人の意)からネクタイのような形に並んでいるのがうしかい座です。
北斗七星からアークトゥルスを通りスピカまでの曲線を
「春の大曲線」と言い星座を探す手がかりになります。スピカは純白で女性的であるのに対し、アークトゥルスはオレンジ色で男性的であることから、ふたつで春の夫婦星と言うロマンチックな名前もあります。
またアークトゥルスとスピカと獅子座の二等星デネボラで造る、正三角形を
「春の大三角形」と言います。対して「冬の大三角形」はこちら。
アークトゥルスは夜空を疾走(固有運動が激しい)していて、1年間で2.282秒角、1570年で1度(満月の見かけの直径の2倍)5万年後には
乙女座のスピカの隣まで移動するそうです。

かんむり座(CoronaBorealis) 神話 戻る TOP

うしかい座の東の方に、星が半円形に並んでいるのが見つかるはずです、星の並びからもクレタ島の王女アリアドネの冠を連想出来、それがかんむり座です。二等星アルフェッカが一個あり両側に7個の星で冠を作ります。また中央のかんむり座R星は普段は6等星ですが不規則にきわめて暗くなる変光星です、このタイプをかんむり座R型変光星と呼ばれています。

みなみのかんむり座(CoronaAustrale) 戻る TOP

射手座の南に、四等星以下の星がかんむり座に似た形で並んでいます、これがみなみのかんむり座です。さそり座のしっぽの先に位置します。

りょうけん座(CanisVenatici) 戻る TOP

北斗七星の柄に沿って右側、ふたつの星が並んでいるのがりょうけん座の目印です。アステリオンとカーラと言う二匹の犬です。三等星α星コルカロリは二重星です。このα星コルカロリの近くに球状星団(M3)があり、距離32200光年です。
このりょうけん座には、銀河がいくつもあるそうです、中でもM106は2100万光年彼方にある数千億個の星々の大集団です。
また、M51は2100万光年にあり子持ち銀河とも言われ、二つの銀河がつながった様な形をしています。

春の大三角形にコルカロリを加えると大きなひし形になります、これを春のダイヤモンドと言います。
α星コルカロリ(チャールズの心臓)は130光年の距離で2.81等星。イギリス国王チャールズ一世は、1649年ピューリタン革命で処刑され、1660年王政復古し息子のチャールズ二世が亡命先から戻り王位に付いた時、この栄誉を称えE.ハレーが命名したと言います。

かみのけ座(ComaBerenices) 神話 戻る TOP

おおぐま、うしかい、おとめ、獅子座に囲まれたほぼ中央に、細かい星が集まっているところがあります、これがかみのけ座です。
星座を形造くる星のほとんどが、散開星団<メレット111>のメンバーです。この星団は260光年でヒヤデス星団についで2番目に近い星団です。更にこの星団は全体で秒速8kmのスピードでほ座の方向に移動しています。ここには「かみのけ座銀河団」と言って、3億光年彼方に数千の銀河が密集していると言われ
宇宙の覗き窓とか銀河の原と言われています。

たて座(Scutum) 戻る TOP

わし座と射手座の間にスモール・スター・クラウド(小さな星の雲)と呼ばれる天の川が一段と明るく見える部分があります、ここがたて座です。
たて座は、星の並びから作られたのではなく、天の川の最も美しい部分を切り取って作られた星座です。
わし座との間に、散開星団M11があります。

うみへび座(Hydra) 戻る TOP

全天88星座の中で最大の星座です。頭は蟹座の下で、獅子座、乙女座の下を這い天秤座の手前まで続いています。心臓の位置の二等星コルヒドレ(うみへびの心臓の意)アルファルドとも言う、以外は三等星以下の暗い星ばかりです。
しっぽの下にM83があります。

みなみのうお座(PiscisAustrina) 戻る TOP

ペガススの大四辺形の西の辺を、南に伸ばしていくとぽつりと輝く、秋の夜空でたった一つの一等星を見つける事が出来ます。これがみなみのうお座のフォーマルハウトです。この星の回りには二等星も少ないことから、みなみのひとつ星とも言われています。またこの星の周りに惑星になりきれなかった大きな塵の円盤が最近発見されたそうです。

つる座・ほうおう座(Grus・Phoenix) 戻る TOP

みなみのうお座のフォーマルハウトの南に、地平線近く二個の二等星が並んで輝いているのが見つかります、つる座の星々です。つる座の東隣に更ににもう一個の二等星が見つかります、これがほうおう座の頭に輝く二等星です。

くじら座(Cetus) 戻る TOP

ペガススの大四辺形の東の辺を、下に伸ばすとくじら座の二等星デネブカイトに当たります、ここがくじら座のしっぽにあたり、少し横にいくと牡羊座の下に五角形に星が並んでいます、鯨の頭になります。また北極星からカシオペア座δ星までの2.5倍の距離のところ鯨の首に輝く星ミラは、約330日の周期で明るさの変わる変光星です。

ちょうこくしつ座・ろ座(Sculptor・Fomax) 戻る TOP

くじら座の下、みなみのうお座の東隣に4等星以下の星からなる星座、ちょうこくしつ座があります。さらに東、くじら座の下にあるのがろ座です。

ケフェウス座(Cepheus) 戻る TOP

カシオペア座と北極星との間の一つの星を頂点とする、五角形を形造る星の並びを見つけて下さい、ケフェウス座です。μ星は、ケフェウス王の娘アンドロメダを怪物の生け贄に差し出した時、悲しみのあまり流した血の涙が輝いている「ガーネット・スター」と名づけられ真っ赤な星です。 

とかげ座(Lacerta) 戻る TOP

ケフェウス座の南隣り、はくちょう座とカシオペア座の間に、四等星以下の8個の星がジグザグに並んでいるのが見つかります、これがとかげ座です。空が澄んでいれば良く解かります。

さんかく座(Triangulum) 戻る TOP

アンドロメダ座の下を見ると、小さな三角形に星が並んでいるのが、見つかります、これがさんかく座です。ここでは250万光年彼方の銀河(M33)を、観ることが出来ます。双眼鏡で淡く光っているのが解かります。

エリダヌス座(Eridanus) 戻る TOP

エリダヌス座はオリオン座の一等星リゲルのすぐ北西から始まり、南の地平線の下まで伸びています。終点に輝く一等星アケルナルは日本からは観ることは出来ません。

ポンプ座・ろくぶんぎ座(Antlia・Sextans) 戻る TOP

この二つの星座は、獅子座の一等星レグルスのずっと南に位置し、うみへび座を挟むように並んでいます。暗い星ばかりなので探すのが大変です。六分儀とは、昔星の高さや角度を測るのに使った道具で、船乗りも舟の位置を知るのに使っていたと言います。

からす座・コップ座(Covus・Crater) 神話 戻る  TOP

「春の大曲線」北斗七星からアークトゥルス、スピカを通る曲線)をたどると最後に、四個の三等星が形造る、歪んだ小さな四角形の星座を見つけることが出来ます、これがからす座です。
からす座の西、うみへび座のしっぽのところにコップ座
(コップ座の伝説)があります、四等、五等星の暗い星ばかりですが、からす座を見つければ、見つかると思います。

おおいぬ座(CanisMajor) 神話 戻る TOP

オリオン座の後を追いかける様に、南東の地平線から昇ってきます。オリオンの三つの星の下をたどると、全天で最も明るく輝く星にぶつかります、これがおおいぬ座のα星一等星シリウスです。シリウスと近くの二個の四等星で描く小さな三角形がおおいぬ座の頭にあたり、前足をあげオリオンの方を見て立っています。シリウスは8.7光年の距離にあり、太陽の14倍の明るさで輝いていると言います。

こいぬ座(CanisMinor)  神話 戻る TOP

オリオン座の東、おおいぬ座天の川を渡った北側に輝く一等星が、こいぬ座のα星プロキオン(プロは〜の前の意)です。
「冬の大三角形」(オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウスとこいぬ座のプロキオンを結ぶ正三角形)を描いています。「春の大三角形」はこちら。
また、プロキオン〜シリウス〜リゲル〜アルデバラン〜カペラ〜ポルックスの一等星6個を結んで出来る6角形を「冬のダイヤモンド」と言い最も賑わいを見せる冬の星座の銀座通りです。

いっかくじゅう座(Monoceros)神話 戻る TOP

「冬の大三角形」の中に位置する大きな星座ですが四等星ばかりの星座ですので、見つけにくいと思います。
一角獣は、中世ヨーロッパの物語に出てくる想像上の生き物で、清純な心を持った乙女にしか、その姿を見ることが出来ないと言われています。

うさぎ座・はと座(Lepus・Columba) 神話 戻る TOP

オリオン座の一等星リゲルの南に位置し、三等、四等星で形造るスキー靴のような星座がうさぎ座です。R星は「クリムゾン・スター」(紅色の意)変更周期430日と言われる赤い星です。変光星は星座毎に発見順にR・S・T・・・・・と命名されます。
この星座は、オリオンのつれている猟犬(おおいぬ座)に追われ、オリオンの足元を逃げまどう兎の姿と言われます。
うさぎ座の更に南に、三等星以下の星からなる暗い星座、オリーブの若葉をくわえたはと座があります。かつてのアルゴ船座をノアの方舟に見立てて、その物語に登場する鳩を星座にしたと言われています。

とも座・らしんばん座・ほ座・りゅうこつ座(Pup・Pyxis・Vela・Carina) 戻る TOP

天の川に浮かぶ巨大な舟の星座アルゴ船座、この星座は大きすぎて天体の位置を表わしにくいとして、1750年代四つに分割したと言われます。
おおいぬ座の南東に、とも座とらしんばん座がありますが、暗い星座で探しにくいですが、この辺は双眼鏡でも結構楽しめるところです。
りゅうこつ座とほ座は南天の天の川の最も美しいところで輝き、二つの星座で南十字星とそっくりな、やや大きめな十字を作って輝いています。

みなみじゅうじ座(Crux) 戻る TOP

南半球で天の川が明るく輝くところに位置し、二つの一等星と二等星、三等星で小さな十字形をつくっています。
南十字星のすぐ横に、天の川に穴があいたように見えるところが
コールサック(石炭袋)と呼ばれる、暗黒星雲の姿です。

おおかみ座(Lupus) 戻る TOP

ケンタウルス座と蠍座の間に位置します。ケンタウルスに槍で刺され、神に捧げられた狼の姿と言われています。この付近では二重星が多く小型望遠鏡で楽しめます。

 ルナー・A月への旅立ち
 
アポロ13号から21世紀の月探査
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果てしない深宇宙へ・・・・。
 オリオン大星雲
 
生命の息吹が聞こえてくる
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2003年完成めざしていよいよスタート
 彗星・流星の正体
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 黄道12星座の旅
 
12星座の歴史・星図・神話・運勢占い 。 
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